どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

辺野古新基地反対の座り込みに、警視庁機動隊を派遣/あの三里塚闘争のときの「圧殺」ふたたび…か

-No.0798-
★2015年11月28日(土曜日)
★《3.11》フクシマから → 1724日
★ オリンピック東京まで → 1700日



*オリンピックTOKYOまで、あと1700日*

◆翁長沖縄県知事、辺野古承認取り消し

 安倍政権沖縄県が全面対決へ、と報道されたのは10月13日のこと。
 予想される途中の紆余曲折を省いてしまえば、これで法廷闘争になることが決定的になった。
 裁判が、原告・被告どちらにとっても消耗なことは、裁判関係者がひとしく認めるところである…そのことをふまえたうえで、昨日したりなかったこの不条理きわまりない話しの、つづきをもう少しさせていただく。
 翁長知事のいう、省りみられることのない沖縄の「魂の飢餓感」の、辿り行く先について…。

 10月29日、政府は本体工事に着手、キャンプシュワブ内で資材置き場や仮設道路の整備(同時に海底ボーリング調査の関連作業も)を始めた。
 それは、つまりこういうことだ、ニッポンというとんでもない国家は、得意のゴリ押し力ずくで、”植民地沖縄”に対する差別を徹底、明治政府が犯した「琉球処分」再現の暴挙にでた。

 ……けれど……。
 安倍政権に、この国の望ましい明日の姿が、たしかに見とおせているのかどうか。

 こころの「成熟の時代」といわれる現代にいたってもなお、成長と膨張の過去の夢魔にすがりつき、武器や原発を輸出してまで、ただ我武者羅に自国の利益に奔走する姿勢が、世界に受け容れられると思っているのだろうか。
 ”沖縄処分の再現”と”エコノミックアニマルの再来”は、世界の顰蹙をかう一点で「ひとつ穴の貉」だというのに。

 片や、翁長さんの方は。
 そんな政権の態度を「強権極まれり、国は浮足立っている、しっかり対峙したい」とコメント、供え餅のごとくデンと腰が据わっていた。

 沖縄はひかない、県民は屈しない。
 そうして、翁長知事はきっと独立まで見据えている、とぼくは想う。
 世界中の正義、良心に訴えつづけ、長いときをかけても実現するだろう。

 11月13日の東京新聞〈本音のコラム〉に、元外務省主任分析官の作家佐藤優さんが「知事夫妻の決意」という一文をよせている。
 これは琉球新報の11月8日の記事を紹介したものだけれど、ぼくもその記事を読んだ。
 佐藤さんが指摘するように、政府が沖縄辺野古に警視庁の機動隊を投入したことで、事態は質的に変化した。
 国は、民は脅しつければおとなしくなるものと、いまだに高をくくっているようだが、それはとんでもない料簡ちがい、いうまでもない。

 辺野古の座り込みに参加した翁長知事夫人、樹子〔みきこ〕さんが激励のマイクを握り、知事選に当選した時かわした約束というのを披露した。
「(夫は)何が何でも辺野古に基地は造らせない。万策つきたら夫婦で一緒に座り込もうと約束している」
「でも、まだまだ万策つきてはいない」
「世界の人も支援してくれている」
 などと激励してエールを送り、市民たちからは歓声が沸いたという。
 
 くりかえしていう、オール沖縄は本気だ。
 政府筋の頭にも、それにともなう民心事情にふと不安がよぎっての、警備力増強にちがいなく。
 沖縄植民地意識の東京から派遣された機動隊員が、屈しない沖縄の民心に怖れを抱いて、わけもわからず暴挙にでてしまうこと、それだけが懸念される。
 (このことについてのコメントに「圧殺」という言葉がでてきた…あの三里塚闘争に象徴的な横暴の権力行使、そんな戦慄の表現がふたたびつかわれるような状況にいたったことが情けない、これすべて政権・権力側の歴史に学ばない責任。しかもこんどの沖縄の場合は、あくまでも”非暴力”の座り込みダ)

 そんなことがあったら、この国にもう未来はないだろう…。

◆風が吹いている、”オール沖縄”の民意にこたえて

 ひとつは…。
 新基地造成のため、辺野古の海を埋めたてるのに必要な土砂について。
 沖縄防衛局によると東京ドーム17杯分(約2100万立方メートル)、そのうち約八割までが「岩ずり」と呼ぶ砕石なんだそうな。
 もちろん、その採取地も地元沖縄県内ですませたいところだろうが、たりないから九州や瀬戸内海の6県7地区(いちばん遠い小豆島以下、門司地区、五島地区、天草地区、佐多岬地区、奄美大島、徳之島)が予定されていて。しかし。

 「稼ぎどき」と思う人もあれば、「迷惑な」人もあり、いまどき多数をしめるのは「沖縄の人たちが嫌がってることに加担したくない」民意にまちがいはないだろう。 だいいち採取地には、それによって生じるかもしれない土砂崩れなどの被害という、別な問題がおきる怖れもあるし。
 そんなこんなで、またまた「辺野古埋め立て土砂搬出反対全国連絡会」が結成(今年5月)され、現在の加盟は全国13団体。反対署名は5万2400筆にのぼるという。

 もうひとつは…。
 埋め立て予定地は古代の文化遺跡かという、降って湧いたようなお話し。
 11月上旬、名護市教育委員会の調査で、埋め立て予定地付近から石器や土器のようなものが複数見つかったとの報告。
 これが文化財と判断されれば、遺跡の認定を申請することになるという。

 申請が認められれば、本格的な埋蔵文化財の調査という段取りになるから、とうぜん本体工事に遅延も予想されることになり。
 この椿事発生について、記者会見で質問された菅官房長官は「承知していない」と…(内心はニガリきっていたに相違ない)。