どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

「タンブルウィード」と「オカヒジキ」のこころ/ 目覚めて…気にかかる夢見のこと

-No.0794-
★2015年11月24日(火曜日)
★《3.11》フクシマから → 1720日
★ オリンピック東京まで → 1704日






◆荒野をコロコロ転がる枯れ草…

 ぼくは夢見がいいとはいえない、というよりも、(ロクな夢を見ない)と憮然たる思い。
 もちろん死にはしないのだけれども、死ぬかと思ったこともたびたびある。

 しかも”気になる夢”というのが多い。
 気になることをほっとけないから、調べることになる。
 それで、思わぬ勉強をさせてもらったことも少なくないのだった。

 きのう見た夢では、ぼくはアメリカの無人の荒野、西部劇シーンのただなかにあった。
 つよい風があって、乾いた土埃が巻き上げられており。そこに…
 誰かがいたずらにこさえたみたいな枯れ草の、大きな球体がコロコロ転がってくる。
 次から次へとワイドな画面いっぱいに、まるで子どもたちか羊の群れのように活き活きと躍りあがりながら…。
 
 「タンブルウィード」。
 翌朝、目覚めると記憶は鮮明にのこっており。
 「なぜ、枯れ草が生きもののように転がるのか、調べてほしい」とメモが添えられてあった。

 すぐ、調べた。
 タンブルウィード(回転草)、中国では「転蓬(てんぽう=転がるヨモギ)」。
 株がボール状に成長(誕生早々に作戦を開始)し、秋に実が成熟すると茎が折れ(生涯かけて首尾一貫)、風で原野を転がりながら種子を撒き(至福と同時に哀しみのとき)散らす。
 (ふぅむ、やるなぁ、役者やのぉ)
 このタンブルウィード(回転草)。
 じつは、もともとはアフリカやユーラシアに繁殖した草で、アメリカへはロシアから帰化植物として渡来したものだという。
 (分家した風土の方が本家の環境よりもよかった、という例はけっこう多い)
 乾燥地や〈塩性地〉を好む、との紹介もあったが。

 驚かされたのは、タンブルウィードが「オカヒジキ属」だということだった。
 似ているようでもあり、似て非なるようでもある。

 ぼくは、オカヒジキの湯がいたのに醤油を垂らして食べるのが大好物。
 オカヒジキの瑞々しい食感と、タンブルウィードの枯れ草イメージとでは、まるでそぐわない。
 これまで気にかけることもなく、したがって知りもしなかったその素性が気になって。

 こんどは、そっちを調べた。
 「オカヒジキ(陸鹿尾菜)」、別名「ミルナ(水松菜=海藻のミルに似る)」。
 日本を含む東アジアに分布する一年草で、多肉質の葉を食用にする。
 夏から秋にかけて淡緑色の清楚な花を咲かせる、と、純朴な写真が一枚、添えられていた。
 (ここで、野菜にはなぜ清楚に美しい花をつけるものが多いのか、気になったけれども…調べるのはまたのことにして、いまはパスしておく)

 陽あたりのよい海岸の砂浜や砂礫地、〈塩性地〉などを好んで繁殖。
 というから、なるほどタンブルウィードと生育環境というか特性が似ており、〈塩性地〉がキーワードになるらしい。
 海岸の開発がすすむ日本では、自生地が減少しているものと思われるから、ぼくの口を愉しませてくれるオカヒジキは、すでに栽培ものかも知れなかった。

 海岸に自生したオカヒジキを生でかじると塩気がきいて。
 (この、人が生きるのに自然な塩味というやつに、いい調理人は日々細心の気をくばっている) 
 「キャベツの浅漬けのような味がする」と、いかにも実直そうな観察者の感想には、スゴイ説得力を感じる。
 ぼくも、ぜひ、自生(野生)のオカヒジキを生でかじってみたい…。