どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

「小さなガラスの本の博物館」に〝ガラス彫り〟体験/…見学に、墨田区の「小さな博物館」運動のひとつ

-No.0793-
★2015年11月23日(月曜日、勤労感謝の日
★《3.11》フクシマから → 1719日
★ オリンピック東京まで → 1705日

大阪府知事選、大阪市長選の、いわゆるダブル選挙で、大阪維新の会候補が勝った。二つとも、とった。これも”一場の夢”かと思われた動きに、まだ余力がのこっていた。それだけ、府民・市民に閉塞感がつよかったということだろう。国の政権の座にある自民党にも、それを打破するだけの政策がなかった。大阪には頷けないモノがあった。投票率を見ると、4年前の橋下ブームを下まわっている。だから勝てたのか…それでも勝った…のか。ぼくらニッポン人は、いや、この地球には、もうしばらく五里霧中のときがつづく*








◆“浅草&スカイツリー”ロード

 11月7日、土曜日。

 浅草の観音さまにお詣りして、仲見世をぶらぶらして、雷門から吾妻橋のたもとに出る。
 吾妻橋には水上バスの乗り場があり、かつては団体さんの屯〔たむろ〕する、いってみれば“おのぼりさん”でごったがえすところだったけれど…。
 いまは、ここも外人観光客たちの溜まり場になってしまった感がある。

 橋の向こうにスカイツリ-が見える、絵になりやすい風景でもあり、その手前にはアサヒビールの金ぴかモニュメント(?)社屋があって、ツリーとのコントラストもわるくない、すぐ隣りが墨田区役所で、そのさきの墨堤は「春のうらら~の…」桜の名所、という展開だ。

 じつは…アサヒビール社屋上のあの金ぴかの構造物、はじめて見たときからボクの感想は「きんきらうんち」で、それでコマっている。
 友だちにアサヒビールの偉いさんがいて、しかしボクのビールの好みはほかにあったりもするもんだから、そんなこんなの意識過剰で「きんきらうんち」と笑いとばすことができかねた。
 いまは彼も定年退職したから、もういいだろうと思うのだ、けれど、なかなかそういうふんいきには遠い。

 吾妻橋にも外人観光客の往来が多いのは、浅草-スカイツリー間が観光ウォークの定番コースになっているからだ。
 道端のカフェ・テラス・バーで軽く一杯、すっかりごきげんサンもいたりする。
 こころ惹かれてボクも一杯、つきあってみる。ビールはもちろんアサヒ…。

 墨田区の、町工場や伝統工芸店の技を集めて魅せる「下町の小さな博物館」運動が、すっかり定着してきた。
 いまは「すみだ3M運動」を名乗って、高齢化社会の散策コース化をはかっている。
 (ちなみに3Mは、Museum、Meister、Manufacturing shopで、ガイドマップには49アイテムが紹介されている…が、惜しまれるのは、事情はよくワカルのだけれど「日曜はおやすみ」のところが、まだ多いこと)

 きょうのボクは、そのうちのひとつ「小さなガラスの本の博物館」を訪ねる。
 吾妻橋一丁目の町中に、ほんとに(小さな)店を、見~つけた。

 ここは、古くからある手づくりガラス器工場のアンテナショップ。
 自社製品ほかの販売と、約850冊というガラス関係の書籍や道具も展示する、が。
 人気を集めているのが「ガラス彫りリューター体験」。
 要予約で、料金は購入するガラス器代(800円~)に、プラス体験料500円。

 リューターというのは、ぼくら木工でも使う(他のクラフト関係でも馴染みの)電動工具の小型版。「ルーター」とも呼ぶ。
 知らない方には、「歯医者さんが歯を削るときのあの道具」みたいなヤツ、といった方がわかりやすいか…。

 小さな店の一隅で、折よく若い女性二人が体験中のところを、きょうは見学。
 (闇雲にスグには手をださないボクは、やっぱりカッコマンなのだった)
 絵柄や文字をガラス器にデザイン、クラフト・ペンで描いて、リューターで彫る。
 相手が壊れやすいガラス器だから(難しそう)に思えるけれど、見ているうちに心配無用と知れる。

 「デザインを決めるのに悩まなければ、はやい人で30分くらい」ほとんどの方が1時間もあれば、と店の人はいう。
 でも「ぼくには絵心がないからなぁ」、それが気がかりだったが、「図柄の見本もあるから大丈夫ですよ」と。
 背中を押されるまでもなく、‟ものづくり派”のぼくは、もうすっかりその気なっていた。

 でも…帰途、電車の中では、考えた。
 いまは「ものあまり」の時代、これからは「ワークシェア」の時代である。
 「ものづくり」が、果たしてイイのかどうか…?
 (しかし…)と人は、つまるところ自分のいいように考えをまとめてしまう。
 (ぼくのはManufactureじゃないしナ、いいものいいんだしナ)と。

 ぼくは、この世におさらばするまでに、もうひとつ手がけておきたいことがあって、それはガラス細工。
 木とガラスは相性だと、前から気づいていた。ただし、
 吹きガラスはやらない、とも決めていた。つまり、
 それ以外の技術で、木の細工ものとのコラボを追求したい…と。

 そういうことなのであった。
 すでに、ほんとにヤル気になっている。