どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

輸送しない…使用済み核燃料運搬船「開栄丸」/  維持費に年間60億円の浪費にも目を瞑れというのか

-No.0784-
★2015年11月14日(土曜日)
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◆先にお伝えしたばかりの原子力艦事故対策の指針

 あれは-No.0779-11月09日の記事「YOKOSUKA軍港めぐり」http://blog.hatena.ne.jp/sashimi-fish1/draft-scat.hatenablog.com/edit?entry=6653458415126748507のなかだった。
 これまで、原発事故とは別な避難判断基準(原発の場合が毎時5マイクロシーベルトなのに対して原子力艦の方はその20倍の100マイクロシーベルト)だったのを、おなじ5マイクロシーベルトに指針を統一することになった、という。
 河野太郎防災相の「それはおかしい」という指摘があってはじめて…というところが、民間から見るといかにも愚図だが、「それが役人、彼らに勝手に動きまわられても困る」という事情もあるらしいから、(なるほど)ややこしい。

 ところで…。
 同じこのときの会見で、河野防災相からもうひとつ「エネルギー関係予算の無駄」と指摘されたことがあった。
 核燃料運搬船「開栄丸」の維持費およそ計60億円を、2009年以降は輸送実績が一度もないにもかかわらず、ずっと支払いつづけていたとうのだ(15年度の支払いが約12億円)。
 担当が、これまたお騒がせつづきの文科省

 輸送実績がなかったのは、運搬先となる東海村茨城県)の使用済み核燃料再処理施設が中越沖地震(07年)の影響で運転停止したからだが…。
 この処理施設は、将来的に廃止されることになっており、「開栄丸」が使われる予定はいまのところないのだ。

 「開栄丸」が建造されたのは、日本原子力研究開発機構文科省所管)が新型転換炉「ふげん」の使用済み核燃料を東海村まで運ぶため。
 同船の建造・維持には14年度までに約105億円、今後もさらに予定では31年度まで181億円余りが維持費として支払われる見込みだと。

 その「ふげん」はすでに03年に運転を終了、現在は廃炉作業中。
 原子力研究開発機構では、みずから運営する高速増殖炉もんじゅ」の運転開始をを前提に、そちらの方の燃料を運ぶ用途もある」とか言っているそうだが。
 その「もんじゅ」自体のお粗末、おさき真っ暗状態は、すでに申し上げたとおり。
 (税金の無駄遣いの指摘は、政府・与党内からもあって、見直しを求められている)

 なぜ、こういうことになるのか。
 ちょっとネットで調べてみたら、この原子力研究開発機構から委託を受けて、使用済み核燃料の運搬にあたっているのが原燃輸送(株)というところで、本社のほかに青森県六ケ所村に事業所、東海村に連絡室をもち、「開栄丸」など3隻の専用船を保有。
 資本金16億円の出資は、①(原発をもたない沖縄電力以外の)各電力会社、②三井物産三菱商事といった大商社、③運輸会社。

 どうやら、この辺になにやら臭うものがある。
 そうして、これから持ち出されそうな言い訳の理由が六ケ所村の再処理工場、ということになるのであろう。
 (南無、釈迦牟尼仏…南無、文殊菩薩…南無、普賢菩薩………嗚呼)