どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

『遥かなる山の呼び声』で再会おえた「健さん」映画/〝惜しまれる人〟の…はやくも一周忌

-No.0780-
★2015年11月10日(火曜日)
★《3.11》フクシマから → 1706日
      高倉健没から →  365日
★ オリンピック東京まで → 1718日

ジュリー・アンドリュースミュージカル映画サウンド・オブ・ミュージック』(ロバート・ワイズ監督)、公開から50年。リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン二世の名コンビによるブロ-ドウェイ・ミュージカル舞台の映画化は画期的な大成功だった。素晴らしい彼女の高域音がいまも胸にのこる。と同時に、対照的な静謐さで人々の心をとらえた『エーデルワイス』、クリストファー・プラマーの男声も世界中に広まった*




◆ストイックなお尋ね者

 はやいもので、「健さん」が亡くなって一周忌。
 前に、高倉健主演映画の”やくざ路線”以外で、没後まだ見なおすことができていない作品がひとつあり、それを観たら報告することをお約束してあった。
 -No.0754-10月15日記事「惜しまれる人…健さん(高倉健)について想うこと/田舎館村〝田んぼアート〟わきの〝ストーンアート〟」だった。http://blog.hatena.ne.jp/sashimi-fish1/draft-scat.hatenablog.com/edit?entry=6653458415124059404

 このたびやっと再見できたのは、『遥かなる山の呼び声』(1980年、松竹、山田洋二監督)。
 『男はつらいよ』シリーズを撮った監督さんの作品だけれど、ざんねんながら『幸福の黄色いハンカチ』(1977年)にはおよばなかった。
 ひとつには、この作品があのアメリカ西部劇の古典映画『シェーン』(1953年、ジョージ・スティーヴンス監督、アラン・ラッド主演)から着想を得たものであること。そうして、そこにこそ無理があったこと。
 
 男気の高倉健を主役に、北海道オホーツク海寄りの大地を舞台にしたとはいっても、アメリカ西部の荒くれた大地とは根本的に、人情も風俗もまた致命的に異なっており、だからこそ『シェーン』を下敷きにしたことが裏目になった。
 
 もうひとつには、高倉健の役柄がやっぱり(事情はどうあれ)犯罪者(お尋ね者)であったこと。
 「健さん」お似合いの役どころといえばな”忍耐の男”だが、ストイック(禁欲的、克己的)というと訳アリ犯罪者というのも類型的にすぎ、だいいち健さん自身がまず、そうした過去の役柄に嫌気がさしていた…という事実も重い。
 それが、こんどばかりは、どうにも気にかかってならなかった。

 舞台となった中標津の酪農地帯、いまは廃止されて無いJR標津線武佐駅の場面など、元”乗り鉄”のぼくには懐かしかったけれども…。

 そういわけで、この作品、ぼくのお気に入りにはならなかった。
 したがって、前にお見せしたリストもそのままだが。
 もういちどお目にかけて、哀悼の意としたいと思う。

       ☆       ☆       ☆

 以下[作品の一覧]のうち、頭に◎のついたのが、ぼくのお気に入り。
◎『君よ憤怒の河を渉れ』(1976年、佐藤純彌監督)
 『八甲田山』(1977年)
◎『幸福の黄色いハンカチ』(1977年、松竹、山田洋二監督)
 『野生の証明』(1978年)
 『冬の華』(1978年)
 『動乱』(1980年)
◎『駅 STATION』(1981年、東宝降旗康男監督)
 『ちゃんばらグラフティー斬る』(1981年)
 『刑事物語』(1982年)
◎『海峡』(1982年、東宝、森谷司朗監督)
 『南極物語』(1983年)
◎『居酒屋兆治』(1983年、東宝降旗康男監督)
◎『夜叉』(1985年、東宝降旗康男監督)
 『海へ~See you~』(1988年)
 『ブラックレイン』(1989年)
 『あ・うん』(1989年)
 『ミスター・ベースボール』(1993年)
 『四十七人の刺客』(1994年)
 『ぽっぽや』(1994年)
◎『ホタル』(2001年、東宝降旗康男監督)
◎『単騎、千里を走る』(2005年、東宝チャン・イーモウ降旗康男監督)
◎『あなたへ』(2012年、東宝降旗康男監督)