読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

5年に1度の国勢調査、将来は難航が予想されるとか/調査員のしごとをおえて〝民族疲労〟を想った

-No.0765-
★2015年10月26日(月曜日)
★《3.11》フクシマから → 1691日
      高倉健没から →  350日
★ オリンピック東京まで → 1733日




国勢調査ってナンなの

 いきなり疑わしい眼つきの反問に遭い、不覚にもグッと詰まってしまった。
 それはない、だろう、いまどき、この国で。
 ぼくは、ニッポンの民度を疑った。

 しかし…。
 人づきあいに不愉快なことがまじるのは、それこそ想定内のこと。
 自分の個人情報が漏れることを、極度に怖れる人の多いのには閉口するけれど。それでも、
 「ふむ、こういう人も、まぁ、あるか」程度の範疇にはおさまる。

 ぼくが国政調査の調査員になったのは、前回5年前の2010年から。
 歩けば運動になるし、小遣いにもなる、ばかりではない。
 近隣の土地勘をやしなっておくことは、個人レベル〈減災〉の心得だし。
 世の中の意外な真実にふれる、またとないチャンスでもある。

 そのチャンスとは、たとえば…。
 日本では、安全のため家はなるべく周囲の目から隠すもの、というのが一般的だけれど。
 これがむしろ逆効果、それでなくても“うさぎ小屋”に譬えられる家屋は死角だらけで、人目から隠れることは侵入者をも隠してしまうことになる。
 いちばん確かなのは、できるかぎりオープンにしておくこと。そうすれば、人目に晒したくないものは片づける、心得にもつながる。

 …とまぁ、そんなこんなで、誰も教えてくはれない、イイ社会勉強にもなるのダ。

 今回2015年の国勢調査では「インターネット回答」が推奨され、東京都の平均(9月20日現在)で26.0%だったそうだが、町田市ではこれを上まわって32.4%。
 ぼくの担当調査区でも、この数字をやや上まわっている。

 なかに、20戸あまりで80%を超える好成績の地区があって、そこは最近新開発された住宅地、若い世帯がほとんどだった。
 トータルで見ると、高齢世帯が多いわりには、インターネットへの親しみ度は高く思われた。

 この流れは次回へ向けて、まちがいなく加速することになるだろう。
 そのぶん、〈インターネット難民〉へのフォロ-が重要な課題になっていきそうでもある。

 新聞報道によれば、国勢調査そのものの将来が不安視される状況とか。
 調査員のなり手がない、その原因は住民サイドの無理解とエゴ。理不尽な応対どころじゃない、ひどい暴言まで浴びせられるケースも少なくないらしい。
 やむをえず自治会の役員にわりあてられるケースや、なかには役場の職員が代行せざるをえない自治体もあるという。

 民意というか民情に、地域差、さらにいえばもっと小さな地区ごとに見ても、意外なほどの違いがあるのはたしか。はっきりいえば、民度の違いもある。
 けれども、おかげさまで、ぼくの担当地域にはそんな「もうヤメた」みたいに酷いことはない。
 (そんなことがあればボクだって、ガマンする筋合いじゃない…だろう)
 
 冒頭に「ニッポンの民度を疑った」と言ったが。
 そうして、人づきあいに不愉快なことがまじるのは想定内、ではあるけれど…のこる土俵にゆとりがない、実感もある。
 
 オリンピック関連で、あれやこれや、お恥ずかしいかぎりの醜態さらしつづけるニッポンに、いまぼくが秘かに抱いている怖れは、“民族疲労”というやつなのだが。
 どうやらやっぱり、その兆候があるらしいことに、まちがいはないようだ。

 いうまでもなく、「イラクサ症候群」としか思えない一億総“八つ当たり”現象は、“民族疲労”の自傷・自滅行為にほかならない。