どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

《戦後70》広島巡礼③-瀬戸内の大眺望、獅子岩/高みに立って、ひとつ、ケジメがついた

-No.0630-
★2015年06月13日(土曜日)
★《3.11》フクシマから → 1556日
    (高倉健没から →  215日
★オリンピック東京まで → 1868日





宮島ロープウエー

 厳島神社から紅葉谷公園へと歩く、というより登る。

 紅葉谷公園は、小島にありながら幽邃な山気につつまれた趣きが気に入って、前に訪れた若き日には、ぶらぶら戯れ歩きに半日をついやした記憶がある。
 おかげで、当時はまだ珍しかったロープウエーには乗りそびれ、宮島の霊山、弥山〔みせん〕への登山もあきらめた。

 こんどこそ…のつもりでいたのだけれど。
 下であれこれ手間どって、紅葉谷の奥の駅からロープウエーに乗ったときには、すでに午後も遅くなっていた。
 2本の谷渡りロープウエーを、尻をむずむずさせながら乗り継いで、標高433メートルの獅子岩駅へ。
 
 ここからは弥山(535m)が指呼の間に見えたが、深い谷が縊れこむ山道は急な上り下りに健脚の片道30分とか。
 最終のロープウエーに乗り遅れたら、歩きで下るしかない…。
 
 いうまでもなく、潔くあきらめて、獅子岩からの瀬戸内大眺望を堪能。

 長崎でもそうだったように、夏空をふり仰ぐぼくは、原子爆弾を抱えた爆撃機の飛行コースを、あれこれ想い描いて見る。
 北西に広島の街並みが…北には海軍兵学校江田島
 近々と望んで、ひとつ、気もちにケジメをつけることができた。
 
 下った厳島神社には、上げ潮がひたひたと寄せはじめていた。
 この日の宿は、宮島口。

 夕食は、広島風お好み焼き。
 しかし、前に本場仕込みを味わった経験があるという、カミさんの評価はいまいち。
 「もっと、こぅ、しっとり感がね…」だそうな。
 ひとくちに広島風といっても、店によって流儀はいろいろ、らしい。

 早くに目覚めた翌朝、朝凪ぐ瀬戸の海をすっきり眺めて、(よしっ、行こうか)、ぼくはぎゅっと拳を握りしめた。