どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

《戦後70》沖縄巡礼㉑-”島唄ライブ”那覇の夜/  もろ手ゆらゆら体もゆらゆら酔い酔い酔い

-No.0612-
★2015年05月26日(火曜日)
★《3.11》フクシマから → 1538日
    (高倉健没から →  197日
★オリンピック東京まで → 1886日





◆これが沖縄の流儀だ、カジュアルだ

 巡礼4日目、4月16日は、このたび沖縄さいごの夜。
 かみさんは、はじめての沖縄。
 島唄酒場のふんいきを、ぜひ味あわせてあげたい。

 70年代前半、はじめて沖縄船旅の夜、島唄酒場の指笛と手踊りの昂奮を、ぼくはいまも忘れない。
 飲むほどに、夜が更けるほどに、うちとけた見知らぬ酔客同士が、もろ手をゆらゆら体もゆらゆら、一人また一人と立ち上がっては、狭い通路を埋めて踊りだし…。
 泡盛(島焼酎)の酔いは、踊りにつれて熟成の度をいや増して、さいごは、いつ、どうやって、宿に帰ったのかも覚えていなかった。

 あのときの島唄酒場、いまは「島唄ライブ」と呼ぶ。
 ぼくらは、ガイドブックからあてずっぽうに、国際通りの一軒を選んで出かけた。
 「おばあの家」という、ふれこみに惹かれて「海音〔みおん〕」へ。

 いまふうにビルの地下の、こぎれいな空間。でも…。
 おかしかったのは、椅子のかわりに日本酒のプラスチックケース…に座布団がのっている。
 それでいて、もちろんメニューに日本酒はない。

 客はみな泡盛を、なにかしらで割って、飲むというよりカクテルみたいに嘗めている。
 その泡盛がまた、ずいぶん洗練された味わいになっていて、なめらかに喉をすべっていく、酔いチュウイ。

 その夜のライブは、石垣島の兄弟デュオ。
 新旧の島唄をまじえて、じょじょに気分を盛り上げていく、酔いとともに客ものってくる。

 ステージを3回かさねて、手踊りの指導がはじまる。
 はじめは坐ったままで、手と腰で調子をとっていた客たち、そのうちに次々と立ちあがって踊りだす。

 沖縄では選挙の当選祝いなんかでも、この手踊りが定番だ。
 稲峰さん(名護市長)も、翁長さんも、踊った、瀬長さんも三線島唄が得意だったらしい。

 かみさんが、すっかりノリノリて手をヒラヒラさせている。
 ぼくも酔いにまかせて、ユラユラしてみる。

 ひとつだけ、指笛のないのが、ものたりなかったけれど。

 歳相応に早めにひきあげるつもりが、結局、若い人たちと一緒のペースにはまりこんでいた。
 (ま、いいかぁ…)