どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

核拡散防止条約(NPT)の道のりが遠い/     まわり見ないで、いい気になってると、落とし穴…

-No.0603-
★2015年05月17日日曜日
★《3.11》フクシマから → 1529日
    (高倉健没から →  188日
★オリンピック東京まで → 1895日




◆なんで被爆地への訪問要請が削除されたか

 新聞の見出しだけ見ると、その意味あいがつかみきれずに(なんで…)(どうして…)(どういうことか…)と、思わされることは少なくない。

 いまニューヨークの国連本部で開かれている核拡散防止条約(NPT)再検討会議、経過報告の記事がそうだった。
 タイトルは〈被爆地へ訪問要請削除〉。(なんで…)。
 サブタイトル〈中国要求「侵略の歴史歪曲」〉で、(はは~ん)ではあったが、(???…)は消えなかった。

 記事を読むと、こういうことだった。

 会議でまとめた最終文書案から、「世界の指導者や若者らに直接、核兵器がもたらす被害や被爆者の証言を見聞きする(ために広島や長崎の被爆地を訪問する)よう要請するという提案に留意する」部分が削除された、というのだ。
 この提案は、会議の冒頭で岸田文雄外相が演説、国連潘基文(パンキムン)事務総長も賛意もあらわしていたものだった。 

 当初案には盛りこまれていたこの部分が削除されたのは、中国の主張を受けた対応だ、と。やっと(におって…)きた。

 その中国の傳聡軍縮大使は、「原爆の被害者には同情する」けれども、「日本がこの会議を利用して、戦争時に中国や韓国、東南アジア諸国に対して行った残虐行為を否定しようとする姿勢に中国は反対している」という。(なるほど…)

 しかし(中国も強引な)だけれど。
 それにしても(日本もシラッと虫のいい)やりくちではある。

 これもきっと、岸田さんの演説の背後に、安倍さんのつよい意向が透けて見えるからに違いない。

 もともと”世界で唯一の被爆国”でありながら、アメリカの核の傘の下にあることを理由に、核拡散防止条約(NPT)に冷淡すぎるくらい素っ気なかった対応の日本なのだ。

 そんなニッポンが、「ヒロシマナガサキを見て核爆弾の非人道性を学んでほしい」なんて、厚かましすぎるし、虫がよすぎる。

 それに、これは”力の中国”のゴリ押しばかりじゃない、ほかの十数カ国も賛同している、という。

 自己満足ばっかりで、いい気になって、まわりの不興不審に気づきもしない…というのは、政治家としてヒドすぎる。
 なんだか、まわりが落とし穴だらけになってきた感じの安倍さんだ。