どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

”フクシマ”原発事故の原子炉は石棺に封じ込めよう/『原発のウソ』の著者、小出裕章さんは提言する

-No.0598
★2015年05月12日(火曜日)
★《3.11》フクシマから → 1524日
    (高倉健没から →  183日
★オリンピック東京まで → 1900日




◆恥の上塗り…だけはゴメンだ

 2020東京オリンピックパラリンピックまで、1900日。
 さまざまな課題を抱えながらも、日本らしい「お・も・て・な・し」の準備は、(よくもわるくも)勤勉に進められているようだ。

 ところが……。
 その〈心がまえ〉の、なっちゃないところが、肝心の国にあって。
 いうまでもない”フクシマ”、福島第一原発の事故が収束どころか、盲滅法、迷走するばかり。

 不手際と、失敗と、ごまかし、の連続で、汚染水の垂れ流し止まず、終息の見透しもたたない。
 あれから4年、1524日も経っているのに。

 いつまで、モタモタ、やらせているのか。
 短気で、(外国向けには)すばやい対処が自慢の、安倍首相が…。

 まわりも同じことで、不都合な真実には、みな、黙して語らず…かと思っていたら。
 
 ━━(フクシマも)チェルノブイリのように”石棺”に封じ込めるしかない。

 口火を切ったのは、『原発のウソ』(扶桑社新書、2011年6月)を書いた、小出裕章(元京都大学原子炉実験所助教)さん。
 日本外国特派員協会の記者会見で、これまでのやり方をきっぱり否定。

 この春、京大を定年退職した小出さんのその後を、ボクは注目していたところだった。

 ­­━━4年たっても現場に作業員が行けない事故は原発以外にない。
 ━━(原子炉いっぱい)冠水し、機器を使っても取り出せる核燃料の量はたかが知れている。

 ボクも、いい加減に現状を打破、想いきった方針転換の必要を痛感していたのだけれど。
 いっぽう、じつをいえばボクにも、(石棺なんて無様な…)との思いはあった。
 チェルノブイリのその後を見れば、誰だってそう思う。
 きっと、東電にも政府筋にも、同じ見かたがあったのではないか、(みっともない)なんとか石棺は避けられないか、と。

 しかし、その結果がいま、このテイタラクじゃないか。
 リオ・オリンピックがすんで、さぁいよいよ次はTOKYOとなったとき、諸外国からのチェックの目は、グンと厳しくなるに違いない。

 国の〈心がけ〉がよろしくないことが知れたら…。
 その頃まで”垂れ流し”がつづいて、”事故終息”も覚束ないと知れたら、ニッポンの評判はどうなるか。

 いや、他人さまの思惑なんかより、日本民族として情けない。

 なるほど石棺は無様だが、さすがに日本では、チェルノブイリみたいな放ったらかし、荒れ果てるままにされることは、まさかないだろう。

 それだけが切実な願い、たとえ何十年だろうと何百年だろうと、この国があるかぎり、地球上に人類文明がつづくかぎりは、責任をもって立派に封じ込めつづけなければならない。

 どうか、恥の上塗りだけはゴメンだ、カンベンしてくれ。

 なお……小出さんは、次のようにつづける。 
 ━━(汚染水の増加を防ぐため)水での原子炉冷却をあきらめ、空冷にすべきだ。

 これもイイと思うのだ…けれども、空冷で汚染された空気の処理は、大丈夫なのだろうか?