どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

東映から独立後まもない健さんの映画/     『無宿(やどなし)』にみる心境のありようなど…

-No.0512
★2015年02月15日日曜日
★《3.11》フクシマから → 1438日
    (高倉健没から →   97日
★オリンピック東京まで → 1986日




◆簡潔素朴派とコテコテ演技派

 ひきつづき、健さん映画を録画マイ・シアターで観ています。

 『無宿(やどなし)』(1974年、斎藤耕一監督)。
 製作は勝プロダクションで、東宝が配給。
 
 (ははぁ…)てんで、途中から、ボクは思わずニヤニヤしてしまいました。
 これは、フランス映画『冒険者たち』(1967年、ロベール・アンリコ監督)のオマージュ・フィルム、影響をうけたものだなと、分かったからです。

 アロン・ドロン、リノ・バンチュラ、ジョアンナ・シムカスが共演した『冒険者たち』は、それそれの夢に破れた男2と女1の3人組が、宝探しの冒険に旅立つ話し。
 ヒロイン、シムカスの可憐な容姿と、テーマ曲「レティシア」が印象的な、とてもいいムードの作品でしたが。

 『無宿(やどなし)』は、これを日本の風土に置き換えたお話しの映画。
 高倉健勝新太郎梶芽衣子の共演…といえば予想がついてしまう、やっぱりヤクザっぽいところに落ち着いちゃったのが、惜しまれる作品。

 これ、ロードムービー。旅の途次途次でのできごとを追う、つまり歌舞伎でいうところの「道行」映画ですね。
 旅が身に沁みついているボクには、たまらない魅力のジャンルですけど…。

 ざんねんながら、できがオシャレじゃなかったので、評価はいまいち。

 ひとつ、よくわかったことがあって。
 高倉健勝新太郎の共演は、この映画一本きりだったわけですが。
 演技をできるかぎり簡潔にすること、芝居しすぎないことを目指した健さんと、こてこての演技派「役者やのぉ」タイプの勝新の、違いまざまざ。

 内心、演りにくっかったでしょうね、おたがいに。
 それとも、それなりにオモシロかったりしたんでしょうか…。

 健さん、勝新のお兄さんで殺陣の名手といわれた若山富三郎さんとは、ヤクザ映画で何本か共演してましたが。

 やっぱり、どこか役りにくそうで。
 ペコンと律儀に頭をさげて「ごめんなすって」
 すたすた去って行きたそうに、ボクにはみえましたけど…。