どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

芦ノ湖畔にランナーを迎えた「箱根駅伝」往路観戦②/箱根神社に初詣、成川美術館から富士を拝んで…

-No.0489-
★2015年01月23日(金曜日)
★《3.11》フクシマから → 1415日
    (高倉健没から →   74日)
★オリンピック東京まで → 2009日









◆人の考えることは皆んな…おんなじかぁ

 箱根駅伝の往路ゴール(復路スタート)、芦ノ湖駐車場入り口までは、まだ1キロちょっと手前。
 元箱根港バス停で下りたのは、そこに箱根神社があるから。
 ついでのこと(怪しからんデスよね)に初詣もすませて、早い昼ご飯、食べて一服しても充分まにあう勘定でしたっけ、が…。

 どうやら、そんな目論見の人が多いとみえて、箱根神社も大盛況。
 駅伝グッズ手に手に参拝する“ともがら”ばっかり。
 茅の輪くぐって、神前にパンパン手をあわせて、お神籤ひいて、熱い甘酒ふうふう啜って、狛犬の頭の雪帽子「かわいい」なんて褒めてやったりして…。

 さっきまで小雪の舞っていた箱根路も、いま湖畔の境内から仰ぎ見る空は晴れて、そこへテレビ中継のヘリが飛来。
「そろそろ近い、な」
 でも、寒いんで参道の焚火のサービスがありがたくて…。
 ふと、これから箱根山中に駆け入ってくる選手たちの健脚を、無事を祈らずにはいられません。

 箱根駅伝の魅力は、それが大学生の大会であること、片道100キロ余り、ハーフマラソン程の長丁場を4区間こなした末に箱根の山上り、翌日もまた、下って都心までの復路5区間、往復という仕掛けが、でかくていい。
 (じつはそのきっかけ、“日本マラソンの父”金栗四三さんらが長距離選手育成のために考えたというのですが、そのとき、行く末の目標を「アメリカ大陸横断駅伝」にしていた、ってぇんですから壮大…ぜひにも実現したい夢…ですよネ)

 その道のりの、途中を端折って先まわり、ゴール地点に待ち構えることができる現代の交通網に感謝しながら、それでもその道をなお走りつづけようとするアスリートたちから、ぼくらは感動をもらうわけです。

 さっきの、大型スクリーンが設置されたテントを覗くと…。
 駅伝は、3区から4区へ。平塚中継所では、駒大期待の2年生中谷圭祐くんが区間賞のガンバリでトップを奪回。2位に往路に賭けた明大の有村優樹くん(同じく2年生)が区間賞に1秒差の健闘で喰い込み、以下3位青学大、4位東洋大、5位が早大…とのこと。
 いい勝負になったきました。
 「まだまだ、わかんないョ」と、ロングのダウンジャケット羽織った老ファンがつぶやきます。
 いいねぇ、こういうのもボク好きです。

 少し湖畔を歩いてから、丘の上の成川美術館へ。おめあては…
 もちろん、「箱根のS(スペシャル)席をリザーブ」というふれこみどおりの、芦ノ湖越しに見晴らす富士の絶景。
 ここにも、同じねらいの駅伝ファンがいっぱい。
 (なんのことはない、皆んなと同じ考えだったことに、いくぶん鼻を鳴らしたい気分もまじえながら)
 なんとか窓辺に席を確保して、軽めの昼食。
 わざわざお招きいただいたみたいな、サイコーの富士。
 しかも背後のテーブル席には、大型画面の、携帯端末持参の、心強い方々がいて、逐一の経過を覗かせてくださる。じつになんともありがたいことで、クセになりそう。

 やがて、そのS席からも、ひと組ふた組と立ちあがる方がいて。
 駅伝は、いよいよ4区から5区の“山上り”へ。

 “つなぎの新人登竜門区間”とも呼ばれる4区では、青学大の1年生田村和希くんが区間新の区間賞…でもチームは2位。
 区間賞からわずか3秒遅れ(同じく区間新)で、やはり1年生の工藤有生くんがつないだ駒大がトップを守った。2位との差46秒。
 以下、3位明大、4位東洋大、5位の早大までが4分20秒差。
 「いい駅伝になりました」と、振り返ったテーブル席のファンがにんまり。
 さぁ、勝負の“山上り”でどうなるか。
 
 美術館を出て、湖畔への坂道を下っていると。
 頭上にふたたび、ヘリが飛来。
 こんどこそランナーの走りに寄り添った飛行かと思われ、足音の近づくにおいがするようです…。