どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

シクラメンの和名「豚の饅頭」とか「篝火花」とか/「真綿色した~」愛らしい花には気の毒な…

-No.0455-
★2014年12月20日(土曜日)
★《3.11》フクシマから → 1381日
    (高倉健没から →   40日)
★オリンピック東京まで → 2043日

*ここ数日、日本列島を襲った爆弾低気圧による寒波の被害が大きい。なかでも、北海道東部の高潮。岸壁に乗りあげたり、街路を流されゆく船の姿は、《3.11》被災地の方々にとって悪夢がよみがえったような光景であったことだろう*
*“仇敵”であったアメリカとキューバの間に、国交回復の兆し…という。中間選挙に大敗を喫してから、求心力急下降のなかにあったアメリカのオバマ大統領にとっては、ナンと呆れかえるほどにあざやかな外交上のサプライズローマ法王の橋渡しがあったとかいうことだけれど、なんとかつくっておきたかった任期中の実績のこしとしては、まさに最高・最適。(ははぁ、なるほど、その手がありましたか…)*




シクラメンの鉢植えが届いた

 かみさんの、お友だちからのプレゼントである。
 最初がピンク、去年が赤で、今年は白。
 こころ寂しさに、ふと花がほしくなる、そんな季節にふさわしく。
 やさしく撫で、そっと頬をよせる、好ましい風情の花。

 冬の花と言えば、ポインセチアシクラメン
 (もっとも、ポインセチアの赤は花ではなくて葉っぱだけれど…)

 そういえば、ポインセチアのあの赤は“キリストの血”…ですってね。
 そうか、それでクリスマスか、リースの飾りネ。
 
 ともあれ、ポインセチアもいいけれど、なんとも装飾的にすぎる。
 そにくらべてシクラメンは、とくに着飾ったふうもなく、それでいてセンスのよさが匂う。
 大衆的に愛でられながら、けっして卑俗には流れない。

 ところで…。
 シクラメンの和名をご存知か。
 ひとつが「豚の饅頭」。これは、シクラメンを(鑑賞のみにとどまらず)育てたことのある方にはお分かりいただると思う、多年草のこの花の球根(塊茎)が饅頭を押し潰したように丸平たく大きいからだ。
 わざわざ「豚」がくっついたのは、この家畜の特徴ある鼻の形を思わせるからでもあろう、ヨーロッパでも「豚のパン」と呼ばれているという。

 これは「いくらなんでも可哀想すぎる」と同情したのが、植物学の泰斗、牧野富太郎博士。
 そこで、あらためて命名されたのが。
 もうひとつの「篝火花」。これは、シクラメンの花を初めて見た当時の名流華族、九条武子夫人が「まぁ、篝火のような花ですこと」と感想をもらしたことにちなむとか。
 (正直、これもイマイチの感がないではないけれど…)
 たしかに、シクラメンの花どき、花茎がつんつんと並び立ってくるさまは「篝火のよう」と言えなくもない。

 ちなみにシクラメンの語源は、ラテン語で「旋回する花」の意だと、『園芸植物名の由来』(中村浩著、東京書籍刊)にある。
 野生種の、小形でつつましい野趣にとんだ花が咲くとき、蕾を立ち上がらせる花茎が螺旋のかたちに捻じれるからだそうで、この性質は園芸種には見られない。

 シクラメンの花を愉しんだ後、上手に育てれば翌年も咲かせることができるけれども、案外にこれが難しい。
 地中海地方原産のシクラメンは、やや乾燥気味を好むから、水も肥料もやりすぎないこと…なのに、ボクなどもつい、与えすぎて失敗する。
 湿潤な気候風土に暮らす日本人には、「適度な乾燥」という判断が、どうもしっくりとこないところがあるらしい。