どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

身近に見られる進化の証明、奈良公園のイラクサ/ 毒をもつトゲで鹿に食べられるのを防ぐ

-No.0454-
★2014年12月19日(金曜日)
★《3.11》フクシマから → 1380日
    (高倉健没から →   39日)
★オリンピック東京まで → 2044日




◆月一の金曜日、木工教室の日

 はや12月、「よみうりカルチャー・荻窪」でぼくが受け持つ月一の「木工教室」も、今年はきょうが最終回。
 ふだんは第4金曜日なのだけれど、年末はなにかと気ぜわしく、いまは女性ばかりの教室ということもあって、第3に変更になった。
 上の写真は、先月仕上がった方の作品で「調味料棚」、流し脇のサイドテーブルで使う。

 今月は、体験希望の方が2人。
 やっぱり、お二人とも女性…。
 木工も、もはや男の“仕事”や“趣味”ではなくなったか!

◆「イラクサ症候群」のイラクサ追記

 
 きのうの話題。
 現代人にジワリと蔓延しつつあるイライラ感を、ぼくが「イラクサ症候群」と名づけるヒントになったのは、『弱者の戦略』という植物学者の稲垣栄洋さんが書いた本。

 そこに紹介されたかずかずの「弱い立場の者が生きのこるためのしたたかな戦略」のひとつに、イラクサがあった。
 鹿で有名な奈良公園イラクサは、そのシカたちに葉が食害されるのを防ぐため、「毒のあるトゲ」を多く持つように進化したというのだ。

 その比率は、他の地域に比べて50倍以上だそうで、この「毒のあるトゲ」のおかげで60%以上の葉を食害から守ることに成功しているという。
 そしてもちろん、その特徴は種子にも受け継がれていることが確認されている。

 つまり、およそ1200年という歳月をかけて進化をとげた防御機構というわけだ。
 イラクサの茎や葉に生じるトゲの基部には、アセチルコリンヒスタミンを含有する液体をおさめた嚢があって、これが破れて毒液が皮膚につくと強く痛む。
 すごいネ、やるもんだネ。

 なお、別種だがセイヨウイラクサは、アンデルセン童話の『野の白鳥』では、呪いを解く鍵の役どころ。
 「薬は毒、毒は薬」というわけだ。
 セイヨウイラクサはピューレなどの料理や、薬用ハーブとしても用いられているそうだ。