どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

“イラクサ症候群”にサヨナラしたい…危ういニッポン/排他的に、怒りを他人にぶつけたくなる心の棘①

-No.0452-
★2014年12月17日(水曜日)
★《3.11》フクシマから → 1378日
    (高倉健没から →   37日)
★オリンピック東京まで → 2046日



*猛烈な爆弾低気圧が北海道に、明日くらいまで居座る見込み。台風並みの威力をあまく見てはイケナイ。北日本の方々はおわかりと思うが、外出の予定があってもやめる、約束もキャンセルすることだ。こういうときは歩くよりも車で…と考えやすいが、それがじつは、もっとも危険。ぼくも青森に向かう東北自動車道で地吹雪に襲われたことがあり、すぐ直前も見えない状況でそろそろと数10Kmを路側帯のガードレールをたよりに肝を冷やしたことがある。あの怖ろしさは、もう経験したくない*

◆みんなイライラしてる

 選挙がすんで、「よかった人」も「???……」の人も、ひとまずいっときの軽い放心状態か。
 けれども、この国の空気はあいかわらず、けっしてよくない。

 ぼくが〈イラクサ症候群〉と名づけるその症状は、目には見えないものに起因する、なんとはなしのイライラ感…不安に裏打ちされた…。

 ごく限られた富裕層の“ゆとり組”を除いて。
 保守層も、革新層も、無党派層も。
 高齢者も、働き盛りも、若者たちも。

 理由がわかるような、わからないような、きわめて性質の悪い“イラつき”を抱え、悩んでいる。
 解決できない悩みをダレか他の人にぶつけて、やすらぎにはほど遠い、つかの間の短い息をついている。

 それが〈イラクサ症候群〉。

 イラクサという植物は、漢字で「蕁麻」と書く。皮膚疾患「蕁麻疹」の名の由来になった葉をもつち、この葉に触れると皮膚がひどく、イライラ感を孕んで腫れる。
 「イラ蛾」という虫の場合も、触るとチクッと刺激的に痛む。

 〈イラクサ症候群〉の痛みも、それらに似る。
 爆発しやすく揮発する原因物質(?)は、胸臆に溜まりやすく、最先端のレーザー・メスでも、薬でもとりのぞけない。

 即、命にかかわることはないかわりに、気色悪く、くりかえしくりかえし、気分を害する。

 じつは、ぼくも〈いらくさ症候群〉に罹ったことがある。
 40代の働き盛りの最中、忙しさの所為にして抑えがきかないまま、まわりに、なかでも弱い存在にむけて、怒りをぶつけてしまったのだった。
 
 いまは、その〈怒りっぽい自分〉との付き合い方を見つけられたおかげで、なんとか沈静にすることができているけれど、あの頃を思い出すと恥かしさにゾッとする。

 ただし、これは、個々人レベルまでの場合。

 それが、“空気”として気分的に伝染、社会現象になると一気に厖大な危険に膨れ上がってしまう。
 悲鳴をあげている友人や隣人を、放ったらかしにするばかりか、思わず蹴とばしてしまうような、蛮行にさえおよぶ。
 
 それが“ヘイトスピーチ”や“憎中・嫌韓”の空気になるのダ。
 この〈イラクサ症候群〉。
 明日は、その対処法のひとつを、お話ししたいと思う。