どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

神宮外苑のイチョウ並木も今シーズンは艶よし/  “劇症気候変動”が紅・黄葉を磨きあげたか…

-No.0448-
★2014年12月13日(土曜日)
★《3.11》フクシマから → 1374日
    (高倉健没から →   33日)
★オリンピック東京まで → 2050日








神宮外苑の“いちょう並木”も見ておこう

 「皇居乾通り一般公開」に出向いた日の午後。
 昼に一献かたむけた燗酒の、ほろ酔いもくわわったせいか、半端でなく濃い“血すじ”の紅・黄葉にたかぶった気もちを抱え(そうだ…)。
 神宮外苑“いちょう並木”の様子も診ておかなければ、と妙な回診気分をかかえて、外苑前へ。

 これで、“いちょう並木”の黄葉を愛でるのは2年つづき。
 やはり盛りはすぎており、訪れるのも去年より幾日かは遅かったが。

 皇居の紅・黄葉に負けず劣らず。
 イチョウ並木の黄の色あいも濃く、雲がでて風が立ってきたせいもあるか、艶冶とした黄金色のぬくもりをしずめていた。

 紅葉の色艶は「寒暖の差の大きさに左右される」という。
 つまり、差が大きいほど色艶をます。
 このところの、“劇症”といっていい気候の変動ぶりを見ると、それが紅葉には適して刺激的だったことになるのか。

 また紅葉は、陽を透かし、天空をバックに仰ぎ見るのを醍醐味とするから、“並木”というシチュエーションは最高の見せどころともいえるが。
 ともかく…。
 今シーズンの紅葉は、たとえば、極上に磨きあげられた吟醸の美酒のように味わいが佳い。

 奥日光の杣人から「紅葉がいいのは1日きり」と聞かされたことがあった。
 そのときの中禅寺湖畔は、まさにその、目も綾な紅葉の真っ盛りだったが。
 杣人はけっして、「きょうがその日」とは言わなかったっけな。
 傍に腰をおろしたぼくは、(こいつは絢爛豪華な葬儀みたいダ)との想いに耽っていた。

 いま、思い知る。
 ほんとうの「紅葉のいい1日」というのは、じつは、まさに盛りをすぎようとする“きわ”、衰えゆく寸前の“ひとかがやき”をいうのではなかったか。

 疲れた足を、運んだ甲斐ある得心。
 ボクの気分の、わるかろうはずがなかった。