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どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

クロマグロが“レッドリスト”に…どうなる焼津/  にぎり鮨の一貫か二貫がいいところか 

-No.0432-
★2014年11月27日(木曜日)
★《3.11》フクシマから → 1358日
    (高倉健没から →   17日)
★オリンピック東京まで → 2066日







◆焼津といったらマグロでしょう

 富士西麓をめぐった日、別行動のカミさんと「マグロの焼津」でおちあった。
 彼女のお友だちとの会食に同席させてもらったのは、もちろん、もっぱら魚と酒がめあて、地元の人おすすめの、おいしいお店で舌鼓。

 連れていかれたのは「勇㐂寿司」。http://www.yuki-zushi.com/concept.html
 さりげない料理と江戸前のにぎり鮨、きちんとしたしごとぶりが気もちよく、口福。
 本場のマグロはいうまでもないが、鰹ハラモ(腹身)のにぎりが、ことに冴えていた。カツオのようなむずかしい魚を、生のくさみの気配も感じさせずに食べさせる腕は、さすがダ。

 静岡県は酒もうまいところで、どちらかというと味わいに品のある、女性好み(いうまでもなく飲兵衛)の旨酒を醸す。この夜の酔いは焼津の「磯自慢」まかせ。

 翌朝、海辺にでると、ところどころに津波退避の鋼鉄ヤグラが目だった。

 ボクはもうずいぶん前から、焼津に行けば「ヤイヅツナコープ」でマグロを物色する習い。
 わざわざ出かけるのではなく、なにかの「ついで」に寄るのであり、物色して適当な品が見つからなければ買わずに帰ることも…とはいえ、「マグロの焼津」のイメージすっかり定着している。

 「ヤイヅツナコープ」は、漁協直営。
http://www.yaizu-gyokyo.or.jp/tun_gyomu.asp
 最上とはいえないまでも、品質には安定感がある。価格も割安なのだ、けれども、刺身のブロックは大きめだから、けっして安い買い物にはならない。

 この日の冷凍ケースには、ミナミマグロメバチ、トンボ(ビンチョウ)。
 今月中旬に、国際自然保護連合(IUCN)から“レッドリスト”入り(ランクは3番目の、絶滅の危険が増大している種)を宣告された、太平洋クロマグロの姿はない。

 売場の人に尋ねると、いまのところ目だった影響はない、とのこと。ただ、クロマグロ価格の高どまりにかわりはなく、いまはもうじき年末を控えた時期はだから…とコトバをにごした。
 市場の競り風景にも、最盛期ほどの熱気はないそうだ。

 さて、そこで、ボクはどうしたか。
 昨晩の勇㐂寿司のにぎり、舌の奥に、味わい想い浮べつつ…。
 ミナミマグロメバチの柵、控え目なところを買って、帰ったのだった。

*写真、(上左)は「勇㐂寿司」焼津本店の握り鮨、(上右)は鰹はらもと心臓の塩焼き、(下右)焼津市場のマグロ計量風景、(下左)は冷凍マグロ品定め用の尾の身切り口*