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どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

「気仙沼ふかひれ丼」5000~6000円也に思う/ でかさも震災前のド~ンと1.5倍が自慢だそうな

生活・食べる・飲む周辺 《11.3.11》・原発・エネルギー・災害・防災 旅・散歩・遊ぶ

-No.0399-
★2014年10月25日(土曜日)
★《3.11》フクシマから → 1325日
★オリンピック東京まで → 2099日


◆フカヒレの姿煮ド~ンと、どでかい丼

 復興は〈ゼロからの再出発〉、〈反省も含む〉んじゃなかったのかナ。
 生き方からなにから、これまでどおりでイイのかどうか。

 国も、地方も、住民たちも、こぞって考えなおそう、絶好のチャンスだったはずなのにネ。

 山田町(岩手県)の「かき小屋」で、いちはやく「かき食べ放題」を“復活”させたと聞いたとき、ボクは「さもしい」サービス精神だと、敢えて苦言を述べた。
 それが「うれしい復興」だと勘違いするようなら客なら、おなじく「さもしい」精神だ。

 「食べ放題」とか「激安」とか、人のもっともヨワイところをクスグルやり口が、資源の無駄づかいや、節度のない放漫生活を助長してきた。
 ゆるんだ心もち、たるんだ気もちから、危機意識は薄れていくばかりだ。
 そんな“復旧”は、けっして“復興”に寄与しない。

 震災・津波被害からの“めでたい復活”というのであれば、たいせつな「牡蠣ひとつ」をお礼に味わっていただこう、というのがあたりまえの生産者だし、その「牡蠣ひとつ」に祝儀をはずむのが、客としての支援というものでもあるだろう。

 気仙沼寿司組合(宮城県)の「気仙沼ふかひれ丼」も、安物ではないというだけで、根っこは同じ。
 震災前の2010年に登場したメニューだという。
 写真を見ると、なるほど、でか丼。
 手のひら大もあるフカヒレを、和風の出汁で姿煮したものが丸ごとのって供される。
 
 とうぜん、味わいもよい品ではあろう、けれども。
 (ぼくには、こういうコケオドシなものをよろこぶ趣味はない)
 《3.11》があって中断していたメニューを約3年ぶりに“復活”、それも「津波の犠牲になった仲間たちのため」と、わざわざ引き合いにされては二の句が継げない。
 商売っ気…だけ。

 おりしも、いま海では、かつて『ジョーズ』騒ぎで一世を風靡した恐怖のヒーロー、サメ一族に絶滅の危惧が差し迫っているという。
 アンモニア臭のある身肉は敬遠されて棄てられ、フカヒレだけを切り獲るための激減とは、惨いことだ。
 
 四季うつりかわる自然を愛で、情趣をおもんじる日本人が、いざ食い気にはしれば凄まじい、というのでは、どこかの国とおんなじじゃないか…。