どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

世界遺産「富岡製糸場」のマユで工作教室/《3.11》2014夏の巡礼・6日目・8月5日②

-No.0333-
★2014年08月20日(水曜日)
★《3.11》フクシマから → 1259日
★オリンピック東京まで → 2165日

*観る者を幸せ気分にしてくれたアメリカの俳優、コメディアンのロビン・ウィリアムズさんが亡くなった(8月11日)。シリアスな役柄もよかったが、ぼくは断然、コメディー・タッチの演技に感動のスタンディング・オベーションを捧げたい。『ミセス・ダウト』(1993)で魅せた出血大サービスの男(牡)ぶり、『パッチ・アダムス・トゥルー・ストーリー』(1998)に躍った本人も顔負け(?)のエンターテインメント魂、極上のあじわいが忘れられない。酒に溺れた人生も演技の肥やしであったろう、瞳に慈しみの愛嬌があふれていた。縊死を悼む*

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◆8月5日、火曜日、午後

 “夏休みの教室”2日目は、カミさんの担当で“工作教室”。
 あわせて“木工教室・パート2”の要望にもこたえた。
 どうやら昨日の(カード入れ)箱作りが気に入ったらしい。

 工作教室のテーマは「おきあがりこぼし」。
 缶詰の空き缶に重石を内蔵、フタをして折り紙で化粧張り。
 仕上げに乗せる小法師〔こぼし〕がミソで、世界遺産登録なったばかりの富岡製糸場から取り寄せた繭が材料。

 いうまでもなく、それから絹糸(生糸)を採るマユは蚕の蛹〔さなぎ〕
 したがって中には、煮沸されミイラになった蚕がいるヨ。興味があったらマユを開いて見てもいいかナ。
 …てなことを話したものだから、女の子ばかりのなかに男の子もひとり加わった。

 まずは、ミイラのサナギをとりだすマユの解剖(?)、男の子の指先に注目が集まる。
 手毬のように固く生糸の巻き付いたマユは、カッターナイフの刃にも強靭な抵抗をみせた。
 けれども、まぁ、茶色く萎びたミイラが現れてしまえば、ワァキャー騒ぎもいっときのこと。
 生命の神秘、成長の力づよさを胸にきざんで、それぞれ工作に勤しむ。

 中ほどが少しくびれたマユの長円形は、ネズミとかウサギなどの小動物に仕立てるのがお似合いのようだった。
 余分に持って行ったマユは、後日、日和山で開催されるお祭りの際、子どもたちの手作り出展用にプレゼントしてきた。
 オモシロイものができますように…。

◆その日の宿で、二人で“教室”の反省会

 結局、子どもたちの興味のありどころは「若者たちの流行りとおなじでヨミきれない」ことに尽きた。

 それよりも「寺小屋の子たちもたいへんダ」という実感に、共通の認識があったことの方が大きい。
 時によって多い少ないの波はあるものの、訪れてくる人の多い寺小屋である。さまざまな人、さまざまなことの繰り返しであろう。

 そのいちいちに応え、いちおうの対処をしなければならない子たちも、なかなか緩くはあるまい。吸収力もスゴイかわりに、ショウモウも激しい子どもたちが、たとえば情緒不安定になりはしないか、ちょっと気がかりなことだった。

 ぼくたちの“教室”が、子どもたちにとって有意義なものであったかどうか…も、けっこう大局的にはムズカシイ気もする。
 つまるところ、「いいでしょうか…って先方にたしかめることだろうネ」が、一杯やりながらたどりついた結論だった。