どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

自衛隊は…どこへ行く、防衛大は…どうなる/   若者たちはナニを思うのか、いまこそ訊きたい

-No.0303-
★2014年07月21日(月曜日、海の日
★《3.11》フクシマから → 1229日
★オリンピック東京まで → 2195日




自衛隊員は、これからどうなる

 危険がともなう任務にあたる隊員・署員たちの現状、訓練を含む職務中の死亡事故率が明らかになった。野党の質問書に対する政府の答弁書として。
 それ(2004年度~2014年5月)によると…。
 ①自衛隊 62件(陸上47、海上9、航空6)
 ②警察官  9件
 ③消防士 10件(但し~2012年度)

 これを、年平均の事故件数をそれぞれの定員数で割った事故率(10万人あたり)にすると。
 ①自衛隊 2.28件
 ②警察官 0.32件
 ③消防士 0.69件
 警察と消防については(まぁ、そんなものか)だが、警察・消防に比べて明らかに自衛隊はとび抜けて多い。
 しかも、陸自に集中している。さきの戦争まで、言われつづけた陸軍の苛虐は、まだしぶとく生きのこっているのだろうか。
 ともあれ、戦場に赴いていなくてもコノ数字…は、それだけ過酷ということの違いない。

 ぼくが意外に思ったのは、どんな状況下の事故かということ。
 ランニング・スキー・潜水の訓練とか、体力検定中の事故が多くて、車両事故や墜落事故を大きく上まわっていた。
 (なぜだろう…)
 防衛大とか自衛隊を志望する者には、他とは違った体力・筋力が要求されることは分かっていたはずだし、半端じゃない試験をパスしてもいるはずではないか。
 体調不良のケースもあるだろうが、それにしても…訓練と死のアンバランスが気になる。

 自衛隊事情に詳しい方の話しでは、たとえば救命措置の点で、自衛隊の現場には消防ほどの知識も経験もない、という。
 (自衛隊にレスキューはない…か)
 おまけに、いまだに根性論の根強い雰囲気ものこっている、というから、これはかなりコワイ。

 海自の事故例には、08年不審船に対処するため新設された「特別警備隊」要員養成の第一術科学校で、格闘訓練中に隊員が死亡したケースが報告されている。
 集団的自衛権の行使容認後には、さらに新たな任務を想定した訓練が加わるだろう。

 いっぽうで、いま、自衛隊や防衛大には、退任・退学の動きが見られはじめている、という。
 自衛隊法が書き換えられれば、すべての隊員は、〈戦地へ派遣されることもある〉新しい自衛隊法に従うかどうか、意志確認が求められることになる。

 自衛隊員のなかには、防衛任務より被災者救援の任務に生きがいを感じている者が、けっして少なくはないと思う。
 また、あの《3.11》のとき、被災地救援活動に邁進する自衛隊員の姿に感動して憧れ、防衛大に進学した若者だってたくさんいる。

 彼らに、事情が変わったから我慢して戦場へ行け、とは言えまい。
 (そんな約束で入隊したんじゃない)
 すると、員数不足に陥るなんて事態もありそうだから、場合によっては〈徴兵制〉なんてことにもなるのか。

 この国はどうあったらいいのか、これからの将来を担う若者たちに、彼らのほんとうのところの思いを、じっくり聞いてみたい。

*写真は、横須賀の防衛大学校にて-2014.07-*