どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

サルはタオルで前を隠さないだけ…/       子育てシーズン最中の信州地獄谷温泉

-No.0265-
★2014年06月13日(金曜日)
★《3.11》フクシマから → 1191日
★オリンピック東京まで → 2233日









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◆150周年記念の集い

 元治元年(1864)に、ナニがあったか…。
 京都で「池田屋事件」があり「禁門の変」があった幕末(4年後の1868は明治元年)。
 いまから150年前に、湯けむりをあげた宿がある。
 ところは奥志賀温泉郷、地獄谷温泉、一軒宿の後楽館。
 “秘湯の宿”ファンならよくご存知のところ。

 そちらから、「節目に一献かわしたい」との誘いがあった。
 ぼくは、ひょんな縁から、この宿とは3代40余年にわたる付き合い。
 ごく内輪の祝い、ということだったが、60人からの集いは盛会であった。
 こんな親しい宴は、もう、味わえないかもしれない。

◆サルとニンゲンと、どう違うか

 地獄谷の名は、宿のすぐ前に噴き上げる“地獄谷噴泉”(間歇泉ではない)に由来する。
 宿の露天風呂が川岸にあり、対岸の高台“地獄谷野猿公苑”にはサル専用の露天風呂がある。
 すっかり有名になったサルの入浴「いい湯だな」風景は、なんたって冬場がいいのはもちろん。
 子ザルがドボンとばかりに飛びこむ、うるさそうに親ザルが眉をしかめる、ゴクラク気分の老ザルがツルンとひとつ顔をなでる、湯舟の縁に顎をもたせかけてトロンとしてるヤツもいる…で。

 彼らの入浴風景をしばらく眺めていると、進化…とか、類人猿…とか、霊長類…とか、生物相の不思議が脳裡にチラついてくる。
 実際(どう観察しても)つまるところ、手ぬぐい(かタオル)を使うか使わないか、くらいしかチガイが見いだせない。
 (あとはそう…サルは湯冷めなんぞしないと見える)
 
 近ごろは、動物園や水族館の展示にも工夫が凝らされ、うっかりすると見物していることを忘れたり、それどころか逆に見物される場面などもあったりするのだが、それはここ地獄谷でも同じ。
 後楽館の露天風呂では、サルと混浴になることもあるし、人間の入浴風俗はサルたちに公開も同然だから、いずれタオルを頭にのせたサルなんてのが出てくるかもしれない。

 サルの出産シーズンは、山々の緑、芽吹き、萌えいずる春。
 野猿公苑や周辺のあちこちには、(オムツをしていないところがニンゲンと違うだけの)子ザルたちが遊び戯れ、無邪気にかけずりまわっていた。