どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

鵜住居で“花っ子隊”の方々と再会/     《3.11》2014春の巡礼・11日目(つづき)

-No.0233-
★2014年05月12日(月曜日)
★《3.11》フクシマから → 1159日
★オリンピック東京まで → 2265日

*アフリカ、ナイジェリアの農村で、全寮制高校から10代の女生徒200人以上が拉致誘拐された。犯行はイスラム過激派ボコ・ハラム(グループ名は現地語で“西側の教育は罪”の意)という。声明によれば「彼女らは奴隷だから売り飛ばす」と。これは宗派とか思想とか国家とかの問題とは違う、人間存在、ひいては生命そのものを侮蔑、凌辱するものだ。世界中から怒りの拳が突き上げられているのはとうぜん…として、なぜかわがニッポンでは(ボクの耳が遠いからだろうか)、女性たちの怒りの声があまり聞こえてこない。時代はかわったのではなかったか。「大和撫子」もいまは、「なでしこジャパン」で世界に羽ばたく時代ではなかったか。それともいまさら、「そういう話をすると嫌われるから」とでもいうのだろうか。怒りを込めてカナシイ*













釜石市鵜住居仮設住宅

 ここには釜石だけだなく、お隣り大槌町の方も暮らす。
 行政の相互関係も深いが、住民の間柄はもっと親しげだ。

 ここのお母さんたちが「花っ子隊」を組んで、シュシュやヘアゴム、くるみボタンなどを作っている。東京・大阪を中心にデザイナーやソーイング作家の方たちがこれに協力、さまざまなイベントなどでの販売支援の輪もあって、和やかな活動がつづいている。

 ぼくらも、というより、ここではもっぱらカミさんが、お手伝い。
 ボクの方はもっぱら、ご覧のとおりの写真屋さん。

 ご覧のとおりの、こぼれんばかりの笑顔に、いつも救われるのだが…。
 もちろん、はじめっからこんなに明るかったわけではないし、話のなかでふと表情が翳ったりすることもあった。

 このたびの“お茶っこ”で、ようやく、家の再建が話題に。
 もとの地に家を建てることができるKさんの場合、しかし、やっと始まった〈盛土・嵩上げ〉の上になる。
 (こんどの巡礼で、もっとも明らかな変化は、懸命なこの嵩上げ風景だった)
「盛土しましたから、すぐにハイどうぞってわけでなし、だいいち、しばらく置いて大丈夫なもんかどうか、様子を見て、確かめてからでないとねぇ」
 まだ、しばらくはガマン、という。
 うなずきの輪がひろがる。皆さん似たり寄ったり…らしい。

 実際に、ぼくが見たところでも、この〈盛土・嵩上げ〉には不安がある。
 いうまでもない、危惧は地震・大雨などによる崩落だ。
 このうえの、たび重なる被災があってはならない。

 「花っ子隊」のお一人が、ひと足さきに仮設をでている。
 ぼくらは、この方の住まいも訪ねた。
 お宅は、国道沿いのやや高いところ。津波には洗われたけれども、のこった元の家を修復・改装したという。それで早かった。
 ご主人と二人、散歩から戻ったばかりの笑顔には、かくしきれない安堵感があふれていた…。