どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

サンシャイン水族館の春爛漫/           ペットボトル・アートも魅せた

-No.0189-
★2014年03月29日(土曜日)
★《3.11》フクシマから → 1115日
★オリンピック東京まで → 2309日






◆春爛漫、うるおい誘う大都会のオアシスへ

 26日の水曜日。
 ぽかぽか陽気に誘われて、「桜咲く」街歩きにでかけた。
 池袋へ、サンシャイン・シティーへ。
 たいへんな人出に驚ろかされた。
 振り返ると“ほこてん”が人の波であふれんばかり。
 若いカップルのうきうき姿が目だって…(ははぁ学生さん春休みなんだネ)。

 サンシャイン水族館に足が向き、そこに子連れ孫連れ組が集中しているのを見て、はじめて(そうか)オール“春休み”シーズン入りに気づく。
「うん、きょうからダよ」
 子どもたち、さすがにウレシそう。
 ぼくのとこは、子がなく孫もないから、こういう事情にはぜんぜん疎い。

 “水温む”頃にはまだちと早いが、ようやっと寒くて乾いた冬をのりきった身には、“うるおい”のオアシスが恋しい気分であった。
 館内は、子どもたちのはしゃぎ声に沸いていた。ふだんならヤカマシくてカナワンところだけれど、待ちに待った春だものな(まぁいいか)、ふしぎと鷹揚な心もちになっている。

 カクレクマノミの水槽を喰い入るように見つめていた子が、後ろに居たボクの手をギュっと握りしめて振り向き、慌てて飛び跳ねて消えた。吾が親と間違えたものとみえる。
 水族館には、あれやこれや水界の珍しい生きものが見られるのだけれども、そっちに興味が向くのはまだちと先のことらしく、子どもたちは子猫と一緒で、もっぱら動きの目覚ましいものに飛びつく。

 それも、なるべくなら地味っぽいお魚ちゃんより、派手め、大袈裟ふう、弩迫力級、ちょこまか忙しそう、おかしな仕草…なんてのが、やっぱりイイらしい。
 ボクはじきに、こういう子たちとの棲み分けのコツを会得する。彼らが気づかないオモシロさを探して、なるべく人気の少ない水槽を目指す。
 かならず、いつもなにかしら新しい発見がある水族館で、このたびは「ルックダウン」という名の魚と出逢う。
 タテに平たい銀白色のシブい魚体で、大きな頭部の上の方にぱっちりお目々がある。コーラル・フィッシュらしくゆったりと泳ぎながら、眼が、さりげなく餌を探してか、ナルホドいつも下を見ている。かなり(おかしなヤツ)だった。

 マイワシが群れ泳ぐ水槽も案外、子どもたちには人気がない。
 ワッと駆け寄ってきても、3分と経たないうちに居なくなるから、それを待っていればいい。
 
 ふと館内中央あたりの一隅に、スポットライトを浴びる展示物があった。
 水槽ではない、空中を泳いでいたのはカタクチイワシの群れ。その下方にはコブダイが二匹、穏やかな光りのなかにたたずむオブジェ。
 よく見ると、透明に近い魚体にウロコやヒレなどが細かく細工されている…のがわかる。
 ペットボトル・アートだそうだ。
 係の人に訊ねると、リサイクルを兼ねた女性造形作家の作品だそうで、エコ意識から接着剤は使わず、すべてハンダゴテによる彫刻と接着という。
 クリスタルな幻想世界。

 マリンガーデン“天空の旅”に出る……と、ビルの屋上である。
 宇宙ステーションみたいな透け透け円筒ドームの中を、青空をバックにアシカが泳ぎ抜ける……これは、たしかに大都会ならではのアトラクション。
 そのかわり、入場料は高い地代を反映して大人2000円。
 (ボクはシニア割引1700円でしたけど…)。






*写真、(上左)はペットボトル・アートのカタクチイワシの群れとコブダイのオブジェ、(上右)はマイワシの群泳、(上右・下)はマリンガーデン“天空の旅”、(下4枚)は上から、カクレクマノミ、コブシメ(甲烏賊)、テッポウウオ、ルックダウン*