どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

“お相撲さん人形”新横綱鶴竜/            大相撲は“尻”を観るのダ

-No.0188-
★2014年03月28日(金曜日)
★《3.11》フクシマから → 1114日
★オリンピック東京まで → 2310日




◆大相撲の大関鶴竜」が横綱になる

 また外国勢だ、またまたモンゴルだ。
 しようがないよ、つよいんだから、結果だからさ……でも、さみし~い。

 鶴竜関は、めだたない力士だった。
 “お相撲さん人形”みたいにふっくらしたとこなんか、日本人かと思わせた。
 堅実という感じで、いつのまにか番付を上げ、気がついたら大関になっていた。
 横綱挑戦も、先に稀勢の里が「ひさびさの国産横綱なるか」と期待され、注目を浴びながらコケてしまった後に、控えめに手を挙げて、すっとキメてしまった。

 ぼくは、まだよく知らないけれども。
 「地道」といっていい人のようだ。
 考えてみると、こういうタイプのお相撲さん、しばらく見なかったなぁ。
 むかしは「いぶし銀」などと呼ばれて、玄人うけする粋なお相撲さんがいたものだった。

 鶴竜関にはぜひ、この「いぶし銀」の筋でいってもらいたい。
 もちっと、着物姿に気を使ってくれる人がそばにいてほしい。
 そうして、息の長い横綱になってほしいと思う。

◆お相撲さんは尻がキレイでなくちゃね

 ところで……。
 この春場所の14日目、鶴竜横綱昇進を手中にした一番、対白鵬戦で、ぼくはハッとするほどいいものを見せてもらった。
 負けた横綱白鵬関が土俵を割った瞬間の、尻がヨカッタ。
 形もはりきり、肌に血の色を浮かせてキレイでもあった。

 笑っちゃイケナイ。
 相撲は、丸い土俵に向かって力士二人が相対する、まわし(褌)いっちょう、観客の方に裸の尻を向けて(突き出して)闘うスポーツである。
 弱くてはコマルが、かといって強ければそれだけでいいかというと、とんでもない。
 お相撲さんは、きれいでなくちゃイケナイ。
 「ほれぼれする姿のよさ」が女性客を魅了する。いまでも本場所の桟敷などに、粋筋の「きれいどころ」が華を添える姿が見られるとおりだ。

 だから、お相撲さんは、番付を上げて十両くらいになったら、稽古とともに、肌の手入れ、つまり美容に心がけねばならない。客は健康美を愉しみにくるのだから。
 なかでも尻。これが見せ場だ、正念場である。
 よく解説者が、お相撲さんの充実ぶりを「肌の艶、張り」で評することがある。
 表向きの注目は、上腕から肩にかけての筋肉の盛り上がりにあるようだが、足腰の要は尻である。「尻の肉が落ちる」とよくない。

 尻のキレイなお相撲さん。
 これがじつは、ワインや吟醸酒の味わいと同じで、それぞれに場所(年)ごとに違う。けれどもまた、根っから仕込みのいい尻(蔵)もある。

 いまどきのお相撲さんの尻の評価は、とりあえず遠慮させてもらって、もう皆さんご存じないくらいの頃の噺ならヨカロウ。

 むかし「吉葉山」という横綱がいた。
 全盛期は短かったお相撲さんだけれども、それこそ絵に描いたような“お相撲さん人形”タイプ。力が入ると、色白の肌が血を透かせてほんのり桜色…というやつだった。
 この横綱の尻、ことさらいいときの尻なんてものは、それこそ惚れ惚れと見惚れてしまうくらいにヨカッタのである。

 こんどお相撲を見ることがあったら、尻を見てよ。
 テレビじゃなかなか映してくれませんけどね……。