どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

“ばね指”すなわち“狭窄性腱鞘炎”/        固まった指がピクンと弾け伸びる

-No.0186-
★2014年03月26日(水曜日)
★《3.11》フクシマから → 1112日
★オリンピック東京まで → 2312日



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*昨日、一気の春暖で、TOKYOにも桜咲く。気温は20度を超えた。しかし、調子くるっちゃうよなぁ。

*サッカーのJリーグで初の「無観客試合」。浦和レッズのサポーターが掲げた差別的な横断幕が直接の原因だが、もっと深いところに、人気競技ゆえの気づかずに進行する病根あり…それにしても…。無人のスタンドが見下ろすグラウンドでの試合というのは、不気味でブラック。選手の一人がいっていた「こんな試合もうしたくない」気もち、よ~くワカル。

*スキー女子ジャンプの高梨沙羅が、ワールドカップ最終戦に完勝して今シーズンの競技を終えた。これで7連勝、全18戦で15勝。素晴らしい。ぼくのスタンディングオベーション、きみにだけ。オリンピックは…わるい夢を見ちゃったネ。

◆それからボクは健康意識人になった

 心臓の「心筋狭窄狭心症」で、ぼくは健康を意識するようになった。
 アレ(心筋症)だって、他人にいわれるまでもなく「早期発見で良かった」のである。

 “禁煙”に成功したとき、ぼくはなにより癌発症の予感に怯えていた。
 なにしろ1日40本のロングピースを40年間も、吸いつづけた末にたどりついた“禁煙”だったから、ヤーメタからといってペナルティーなしなんてことはあるまい、と覚悟していた。
 ヘビースモーカーにはとうぜんの報い、避けられまいと思っていた。

 その怖れが、思いがけなく心臓の方に現れちまったもんだから、ちょっと慌てたわけだった。
 どっちみち“禁煙”から、まだ7年。もはやニコチンの悪影響からは脱したなどと、とてもとても、楽観できるような心境ではない。

 ボクは、見た目ほど身体が頑丈にはできていなかったから、父ゆずりの胃腸弱を主にあれこれ医者の手も煩わせてはきたが、大病院や大学病院には縁がなくてすんできたのである。
 それが、一度お世話になってみると世界が違って開けてきた。
 まず、診療科目の多さにおどろき、それから、振り返って自身の自覚した記憶の、あるいはまた、いままさに自覚している症状のいろいろが、俄然、気になりだしたのであった。

 世の中には「自分の身体のことは自分がいちばんわかっている」と嘯くタイプの人が少なくない。そういう人は、しかし、多くが医者嫌いのつよがりであり、怖さ隠しのはったりである。だから、自身が気づきもしなかったことにぶつかったりすると、極端に怯えてしまったりする。

 ボクは、まるでタイプが違う。
 怖さ半分、でも、知りたい気もちの方がずっとつよい。

 そういうわけで、ふと気になることがあると、専門家の判断なり考えなり意向なりを知りたい。
 結果、信じるかどうかは別にして、とにかく聞いてみたい。
 取材の気分も、ないとはいえない。

 ……で、その結果、身近に新しい事態が続発することになるから不思議だ。

 心筋狭窄のあと、耳に“補聴器”。
 その“難聴”話はすでに、2月10日(No.0142)の記事『偽りの“ベートーベン”よ、なぜ…』にしておいた。

◆それから「ばね指」手術を経験した

 (手指が固まる)みたいな自覚症状がでたのは2010年頃。
 いちど握りしめると、右手のとくに中指の開きがわるくなるのだ。寒い時など、朝になって目が覚めると、手指が「ガォーッ」てな具合に曲がってしまっていたりする。
 無理に伸ばそうとすると痛み、ポキッとかピクンとかの感じで撥ねるみたいに伸びる。
 
 それ「ばね指」だよと、義兄が教えてくれた。
「指の関節の炎症、草臥れてへたってきたわけだ、ズキズキするだろ」
 …と、彼は言う。
 「ばね指」には、塗り薬、飲み薬、注射などがあるが、どれも物足りない治療法で(とくに注射はひどく痛いにもかかわらずさほどの効果がない)、結局は手術するしかない。
 入院の必要はない「日帰り」だけれども、けっこう時間もかかるし面倒なものだ。
 しかも、そのうえ厄介なことには…。
 彼の経験では「ばね指は伝染する」という。(おっかねぇ)ことに、1本手術すると次々と移っていって、とどのつまりは「5本ぜ~んぶ切ったョ」とこともなげな託宣であった。

 ボクは木工と、大工みたいなこと(エコ・リフォーム)もするから、手指にはけっこう負担がかかる。指が可哀想だからヤメル、わけにもいかない。

 北里大学病院の整形外科にかかった。
 診断は、まさしく「ばね指」。「弾発指」とも呼ぶ。
 指には「腱〔けん〕」という、指の曲げ伸ばしをするヒモがあり、さらに「屈筋腱」には「靭帯性腱鞘」と呼ばれるトンネルが存在して、これが腱の浮き上がりを押さえ、腱の動きをスムースにする働きをしている。
 ここに炎症が起きると「ばね指」になる。専門用語では「狭窄性腱鞘炎」(また“狭窄”だ)。
 指の付け根に痛み、腫れ、発熱の症状があらわれ、「ばね現象」が生じることになる。
「個人差はありますが、指の使いすぎですね」

 ほぼ義兄がいったとおりの経過をたどって、手術になった。
「腱鞘切開術」
 炎症を起こし、腱鞘の肥厚した部分が腱の動きを邪魔しているワケだから、この部分を切り離してやればいい理屈である。
「切ったままにしておいて、大丈夫なんですか」
「えぇ、ぜんぜん問題ないです、ノーケア」

 時間は結構かかったが、予後は医者のいうとおり、なにごともなし。
 しかもボクの場合は、とりあえず、いまのところ「中指1本」だけで済んでいる。
 思うに「移る」というのは、患者の感じ方であろう。
 使いすぎた指の疲れは一緒だから、「こんどはこっちの指」という事態も不思議ではなかろう。
 1本がヨクなってみると、ほかの指のヨクナイのが気になってくる、こともありそうだった。
 
 ボクは包帯がとれるまでの間、ひさしぶりに“指人形”状態をあじわった。