どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

「むらさき」の香り活き活き密封醤油ボトル/    食生活のこれは革命といってもいい       

-No.0181-
★2014年03月21日(金曜日、春分の日
★《3.11》フクシマから → 1107日
★オリンピック東京まで → 2317日




◆とことん鮮度追及…醤油容器の開発競争

 ボクは「しょうゆ顔」かどうかは知らないが、大の醤油好きにはちがいない。
 決定的なのは、食べるなら“魚”、それも“刺身”が好きなこと。
 揚げ物なんかも、醤油があればけっこう、ソースなどなくてもかまわぬ。
 塩と醤油さえあれば、たいがいの食材は、持ち味を生かして美味しく食べられる。
 食材は〈素材の鮮度がなにより〉、〈味付はしすぎないこと〉である。

 醤油も、ぼくの醤油は淡麗辛口、東京でいう「むらさき」だ。
 土地土地によって醤油の味が異なることは、旅をするようになって知った。
 驚きもしたし、マイッタこともあった。
 甘い醤油や、色の濃すぎる醤油では、せっかくの刺身が〈だいなし〉だからである。
 一途で生意気な盛りの“若気の至り”時分には、旅先まで自分の醤油を持って行ったりした、こともある。

 醤油も、火入れをしない“生”の醤油の方がうまい。が、保たない。
 “生”でなくても、開封したらひと月くらいで使いきらないと、香りも味も劣化する。
 「とんでしまう」のだ。
 しかし、たとえ卓上瓶であっても、少人数の家庭では使いきれなかったりする。
 なんとかならないか…。

 そこに、ついに革命がおきた。
 味・香りの劣化の原因、酸化を防ぐ二重構造の密封容器にし、しかも注ぎ口にも逆止弁を用いて、空気の侵入をふせぐ。
 これによって、醤油の風味は3倍の90日に延びたのダ。
 3か月あれば、洋風料理が主な家庭でも、少量容器ならなんとか使いきれるだろう。

 最初に手がけたのは、ヤマサ「鮮度の一滴」。
 もちろん大ヒットであった。
 つづいて、キッコーマン「いつでも新鮮」やわらか密封ボトルが加わって、卓上新鮮容器ムードは一気に過熱。
 容器が生産が間に合わないほどの売れ行きは、味の違いに敏感ないまの時代とうぜんだろう。

 設備投資では大手にかなわないメーカーも「デラミボトル」という名称の容器で、商戦に参入してきた…というところが、ただいまの状況である。
 ぼくが贔屓にしているメーカーの“生”醤油も、しっかり密封容器にきりかえられた。
 
 もうひとつ、この卓上密封ボトルがゆきわたると起きるであろうテーブルの変化は、これまで必需品であった「醤油差し」が要らなくなることだ。
 醤油メーカーの次の戦略は、とうぜんオシャレな卓上密封ボトル開発作戦になろう。
 ついでに「詰め替え」ができないか、せっかくの“絶妙ボトル”がもったいない。
 資源の節約になるエコ競争に期待したい。

 卓上密封容器の醤油は、減ると内側の容器が凹んで、残量がタテに痩せて見えてくるのもオツなものである。「底に(淀み)残った」イヤらしさがない。