どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

玄海原発の海と慶良間の海/           南の海の生態系と文化

-No.0175-
★2014年03月15日(土曜日)
★《3.11》フクシマから → 1101日
★オリンピック東京まで → 2323日



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◆ソチ冬季パラリンピック

 アルペンスキー男子回転座位で、鈴木猛史(25)くんが金メダル。
 しばらく朗報がなくて心配していたが…。
 それにしても、オリンピックでは日本の弱点だったアルペンが、パラリンピックではメダル続々の快挙はウレシイ。
 しかし、コースはひどかったな。オリンピックの後で荒れているところへ、気候の緩みで雪の斜面も緩んだということだろうか、コブの段差が半端ではなかった。
 申し訳ないけれども、やっぱり「付け足し」の感を拭えない。
 関係者以外、建て前はどうあれ、正直すでに気もちは次のオリンピック…であろう。

原発の運転停止で海の生態系がもとに戻った

 九州電力玄海原発佐賀県玄海町)付近の海で、生態系に変化が見られるという。
 原発は、原子炉と発電タービン用蒸気の冷却とに大量の水が必要なために海岸部に立地するわけだが、その使用後の水はとうぜん温排水となり、付近の海水温を約2度ほど上昇させる。
 いってみれば“ぬるま湯”になるから、地球温暖化の海水温上昇で北上してきた暖海(南方)系の魚が居つくようになるわけだ。

 玄海原発付近では稼動中、キビナゴやギンガメアジが棲息していたが、稼働停止(2006年から)が8年つづいた結果、生態系がもとの状態に戻ってきていた。
 具体的には、コンブ科の海藻が育った海底に、ナマコやアワビ、サザエが見られ、メジナクロダイが泳いでいたと、地元のダイバーがいっている。
 つまり、広く周辺海域とほぼ同じ「本来の海」が帰ってきていた。

 似たような報告は関西電力高浜原発福井県)からもあって、こちらでは稼働時に繁殖していた南方系の毒ウニが死滅、かわりに特産のムラサキウニが増えていた…という。

 海の包容力が偉大なのをいいことに、わがまま放題をした結果の惨状は、“フクシマ”で痛々しく明らかになっている。
 ヒトのヒトリヨガリは、いい加減にしなければイケナイ。

◆31番目の「慶良間国立公園」が誕生

 北海道の「釧路湿原」が1987年に国立公園に指定されたとき、おそらくボクだけではなく、多くの人が「これが最後かもな…」と思った。
 あれから27年ぶり、新国立公園の誕生である。

 そういえば唯一、原発電力に頼らないのも沖縄県だけ。
 のこる真正ローカルな自然環境の天地、日本にのこされているのは沖縄くらいであろう。

 ぼくは、ざんねんながら沖縄本島までしか行っていないが、糸満の岸から西の海上遥か、「ケラマブルー」と呼ばれる海を眺めて異郷の念にコトバもなかった。
 元来が「北帰行タイプ」のボクは若い頃、沖縄民謡のリズムと手踊りの熱気につよく魅かれながら、つきつめるとやはり(雪の恋しさには勝てなかった)のをよく覚えている。
 大好きな鉄道もなかった…。

 しかし、いま老境にさしかかり、温暖化などと騒がれながら冬の寒さ厳しい年がつづくと、「南回帰ムード」に傾きかかる。
 国立公園指定の日が、沖縄で親しまれている3月5日「サンゴの日」というのも、国にしては粋なはからいではないか。
 米軍基地問題で迷惑をかけている沖縄に、せめてもの詫びのシルシということか…。

 慶良間国立公園は、渡嘉敷島をはじめ大小30余りの島と、その周囲、沖合7キロまでの海域が指定区域。
 ケラマブルーの、透明度の高い青い海は、248種類という豊富な“サンゴの海”、ダイビング・スポットとして知られ、ザトウクジラのホエールウォッチング・ポイントでもある。
 先に2005年には、ラムサール条約の登録地にもなっている。

 魚好きのボクにとってのこの海は、“沖縄かつお漁”発祥の地である。
 ケラマガツオの鰹節でも名高い。
 (でも…ひょっとすると)すでに廃れたかと案じられたが、インターネットで探すと慶留間島の小学校で「鰹節づくり」の学習が行われている、というブログに出逢えた。
 ヨカッタ…と思ったとたに、ボク慶良間へ飛んで行きたくなっていた。
 きっと行く、それも近々に……。