どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

日本の「H2A」ロケットに乗って/       “宇宙ゴミのお掃除おばさん”が飛んだ

-No.0162-
★2014年03月02日日曜日
★《3.11》フクシマから → 1088日
★オリンピック東京まで → 2336日

◆ついでに“宇宙ごみ”を拾いに…

 2月28日、種子島宇宙センターで「H2A」ロケットの打ち上げに成功。
 これが23号機になる「H2A」は、これで17回連続成功で、成功率95.7%だ。やるネ。

 こんどの主衛星は、宇宙から雨雲や降水量を計測、大雨や旱魃などの異常気象を予測しようというもので、全球降水観測(GPM)計画と呼ぶ。
 この計画は、宇宙航空研究開発機構JAXA)とアメリカのNASAとが中心になって進める国際プロジェクト。
 ついに、人工衛星も〈防災〉をテーマに打ち上げられるところまで来たのである。やるネ。

 その上こんどのH2Aロケットには、全国の大学などが製作した小型衛星7基も搭載されているのだけれども。
 その1つがまた、じつにいいネ。
宇宙ゴミお掃除衛星」
 こういう極めて実用的で、気くばりのゆきとどいた科学こそ、ニッポンの真価であろう。

 “宇宙ごみ”のことはボクもずっと気になっていたのだが、かといってボクにどうこうできることではないので、オトナしくしていた。
 人類初の人工衛星スプートニク1号から半世紀以上、宇宙ゴミは溜まるばかり。
 ついでに、中国の弾道ミサイルによる衛星破壊実験(2007年)やアメリカとロシアの衛星衝突(2009年)があったりして急増、さらに宇宙ゴミ同士の衝突で繰り返し増殖中。
 その数なんと、10センチ未満のもので約50万個という。10センチ以上のもので約2万2千個とか。そうして、恐るべきことには秒速8キロの猛スピードで飛ぶ「1センチのものが衝突すれば人工衛星は大破する」そうな。

 それで始まったのが「お掃除衛星」の開発。
 衛星クラスの“粗大宇宙ごみ”がターゲットである。
 実験に使われる超小型衛星を「STARS-2」と呼ぶ。

 むずかしい専門分野のことはヌキにして、ごく簡単にいうと「金属の紐を宇宙ゴミに取り付け(投げ縄のようなものであろう)て大気圏に落とす」、「ゴミは大気圏の焼却炉で燃え尽きる」という寸法である。
 この超小型衛星「STARS-2」は香川大学が開発、アルミとステンレスの網には漁網の老舗メーカーの技術が導入されているという。いいネ、やるネ、こういうの好きだネ、ボクは。

 この技術を応用すれば、衛星の修理や燃料補給などが宇宙でできるようになるかもしれず、新たな宇宙産業の芽もある…なんてステキだ。
 「STARS-2」には、せっせと“宇宙ゴミのお掃除おばさん”役に励んでもらいたい。