どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

乱獲の海、乱喰いの食卓、ニッポン/       この国の未来に魚影あるか…

-No.0157-
★2014年02月25日(火曜日)
★《3.11》フクシマから → 1083日
★オリンピック東京まで → 2341日

◆アジもホッケも…み~んな減ってる

(もう驚かなくなってしまった)のがコワイ。
 日本の海から魚がどんどん減っている。
 乱獲による資源の減少は、「自粛」「制限」の声があがるなかで、とどまる気配がない。

 水産庁の委託で毎年、水産総合センターが調査・評価している日本(周辺水域)の重要魚種の資源量と動向。2013年度の報告によると。
 魚種・分布海域で分けた85種の資源量は、
 「高位(多い)」 → 13種(ゴマサバ・マダラなど)
 「中位(ほどほど)」 → 36種
 「低位(少ない)」 → 36種(ニシン・マアジ・スケトウダラトラフグなど)
 状況は昨年度よりもわるくなっている。

 そういえば…
 ニシンは最近、店頭で鮮魚を見る機会が多くなった。ただし、人気のほどはワカラナイ。
 マアジは、ぼくの印象では一時ほどの人気はないようだ、けれども鮮魚売場ではあいかわらず幅を利かせており、干物も多い。
 スケトウダラは、もちろん練りもの需要が根強い。
 トラフグは、関西では庶民の台所でも人気がある。

 心配なのは、これら少なくなっている魚種がさらに減少傾向にあること。
 マアジは漁獲量の削減が望ましいとされ、近ごろ干物が人気のホッケも漁獲量の激減が指摘されている。

◆「さっぱり風味」か「水っぽい」のか…

 高級食材のズワイガニ
 脱皮を繰り返して成長するわけだが、その脱皮したばかりの雄をミズガニという。
 ボクは店頭で見かけたことがあるだけで、頼りない感じで食指をうごかされなかったけれど。
 福井県では、気軽に(ズワイガニの約5分の1と安く)食べられる“庶民の味”として食卓にのぼる。民宿や飲食店でも供されるし、近ごろは通販もされている。

 この「待てば高級品に育ってくれる」ミズガニの、漁獲を自粛しようという申し合わせは、日本海沿岸6府県で合意されているのだが、その自粛の程度に違いがある。
 ミズガニを「水っぽい」と感じる消費者の多い石川県では自粛を進め、石川県側水域での漁自粛を福井県にも要請したが…(事情あって)断られた、というのだ。

 食味に個人差・地域差はつきものだからコメントは差し控えるが、「資源は育てる」のが順当に違いない。話し合いをかさねれば解決できると思うが…。
 どうしても“原発立地日本一”の福井県という想いが泛んでしまう。

 原発爆発被害の後遺症深刻な“フクシマ”沿岸では、いまだに試験操業・放射能検査の状態がつづき先は見えない。たとえ検査結果はシロであっても「進んで食べる気にはなれない」のも無理はない、のだ。
 そうなってしまったら、ズワイガニもミズガニもない。