どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

3Dレプリカが呼び覚ます卑弥呼の“魔鏡”

-No.0150-
★2014年02月18日(火曜日)
★《3.11》フクシマから → 1076日
★オリンピック東京まで → 2348日

◆ソチ冬期オリンピック

 ノルディック・スキー、ジャンプ男子団体で日本が銅メダル...にメディアも昂奮。
 前段に、葛西選手の個人ラージヒル銀メダルがあったからだろう、が、異常なほどだった。
 4人の選手それぞれのドラマが大々的に語られた。もしメダリストにならなければ、語られることなくすんだかも知れないドラマが、涙をもって感動的に、である。

 ぼくは、オリンピックという競技会が、基本は「個人の精神と肉体の成長と達成のほどを愛で、その達成度に対して与えられる栄誉である」ことをあらためて想う。
 国の威信誇示や国威発揚のためではなく、従って国別メダル数を競うものではない。
 そのことについては、今回オリンピックがすんでから、落ち着いてもういちど考えてみたいと思うけれど...。
 それにしても凄い、国を挙げての昂奮ぶりであった。団体になると、これほどまでに高揚できてしまう気分は、とても怪しい。
 個人の栄誉には限界ありという感情にも、怪しいものがある。

 それよりも、葛西選手の飛型。空中に飛び出したときに特徴的な<広げた手の平を下向きにして浮力を増すこと>が、ほかの人には真似のできない体力をともなう技だとされる、ならばその技術とはいかなるものなりや、の方をもっと知りたいと思う。

 それから、前にもいった気になるスキー板のことだけれど...。
 日本のジャンプ陣はみんな「FISCHER」でしたね。じゃ、女子の方の(高梨)沙羅ちゃんは、さて、どうだったかな...ボクは見ていたのに、もう覚えてはいない、のだった。
 
◆しばらく前のことになるが...

 「三角縁神獣鏡は魔鏡」という、ニュースがあった。
 三角縁神獣鏡といえば太古、中国の魏帝から邪馬台国の女王卑弥呼に贈られたとされるものだ。

 このたび、愛知県犬山市の東ノ宮古墳から出土した三角縁鏡を基に、3Dプリンターによって精巧なレプリカを作り実験した結果、中国には紀元前からあった「魔鏡」であることが明らかになったという。

 「魔鏡」の仕組みというのが興味深くて、磨き上げた鏡面(表)に太陽光をあて反射させると、裏面に刻まれた模様が、肉厚部は明るく肉薄部は暗く、浮び上るのだそうな。

 ボク想うに、鏡工人による発見は偶然であったろう。
 鏡のような実用にして装飾の品は、薄く作るほど価値がある。
 それだけでもたいへんな仕事の上に、磨きの精緻も要求される。
 現代でいえば、宇宙科学にも匹敵するほどの技巧であったろう。
 そんな稀少の鏡づくりの、磨きぐあいを確かめるため、工人が陽にかざして見たらビックリ...ではなかったか。

 はやい噺が、まぁ現象効果としては“幻燈”のようなものであったろう。
 それが、しかし、太古の人々には“レーザー光線”のごとき衝撃であったに相違ない。
 ときに“神がかり”的な呪力をもとめられた王者には、まことにもってこいの“魔鏡”現象であったろう。

 いっぽうで、超俗っぽい派であるボクは、博物館などの展示で見る古代の鏡には、
 「どれほどの姿見であったことやら」
 疑いの念が深かったことも確かであった。
 (よく映らないからこそヨカッタのでないか...)
 とさえ思っていたのだ。
 そんな疑念も、どうやらこの“魔鏡”は晴らしてくれるものらしい。
 機会があれば、ぜひ、見ておきたい。