どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

栄光(金メダル)と人生の万華(化)鏡

-No.0149-
★2014年02月17日(月曜日)
★《3.11》フクシマから → 1075日
★オリンピック東京まで → 2349日

 ソチ冬期オリンピック。

◆ノルディック・スキー、ジャンプ男子ラージヒル

 葛西紀明(41)日本チーム・キャプテンが銀メダル。
 ノーマル・ヒルのときの固さがとれていた。緊張感をもってリラックスすることの難しさか。
 葛西選手のジャンプをずっと見てきたボクは、今回、祈るような気もちでコメントを控えてきた。
 いい結果がでて、ヨカッタと思う。

 しかし、そこが(なかなか思うようにはならない)ところなのだろう...けれど。
 日本チームのキャプテンとしては、先のノーマル・ヒルで表彰台の結果をだして、女子ジャンプの若手、高梨沙羅ちゃんの重圧を軽くしてあげてほしかった。
 (つらくても、おじさんの役目ぞ)

 また、“レジェンド”葛西は、競技後に語った。
 「まだ金メダルの目標がある」と。
 正直にいうと、ぼくはいま、少しもてあまし気味の気分でいる。

 ジャンプ陣で期待の若手のひとりは、清水礼留飛(れるひ)くん(20)。
 この名前に「あぁ」と頷ける方は、スキーヤーでも年配の方かと思う。
 日本に本格的なスキー技術を伝えた、オーストリアのレルヒ少佐にちなむ。
 ボクはどこでだったか見た、一本杖(いまあるようなストックではない)のスキー姿でポーズをとる、レルヒ少佐の写真が印象ふかく記憶にのこっている。

 ジャンプ競技では、いやでも選手たちが使うスキー板に目がいく。
 契約選手が空を飛ぶあいだ、板の裏側がずっと見えている、凄い宣伝効果である。
 こんどのオリンピックでは、オーストリアのメーカー「FISCHER」が抜群に目立った。
 金メダルの選手も、銀メダルの葛西選手も、ほかにも決勝に進んだ選手の多くが「FISCHER」だった。
 テレビ放送の画面を見ながら、ほくそ笑んでいる「FISCHER」関係者の姿が目に泛ぶ。

◆フィギュア・スケート男子シングル

 羽生結弦くん金メダルの影で、かつての“皇帝”ロシアのプルシェンコ選手が、怪我で本番フリーの演技を棄権、引退した。世代交代の姿を見た。

 そういえば、大相撲でもかつて似たような世代交代があったことを思い出す。貴乃花に敗れた横綱千代の富士が引退をきめた場面である。
 その千代の富士九重親方になって幾星霜。この人には、どうも人望というものがないようで、相撲協会の理事候補選挙(ふつうなら負けようのない堅い選挙)に敗れ、いってみれば次期理事長の野望も破れた。
 どこかで、この“国民栄誉賞”の「昭和の大横綱」は、クルンと自身を見失ったのかも知れない、万華(化)鏡の世界のように。