どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

宇宙からの衛星データで“おさかな予報”

-No.0148-
★2014年02月16日日曜日
★《3.11》フクシマから → 1074日
★オリンピック東京まで → 2350日




*昨日15日、“首都圏豪雪?”の雪かきに息を弾ませていたら、ヘリが東の低空を旋回しているらしい音に気がついた。軍用ではないようだから、取材機であろう、“にい・よん・ろく”(国道246号)あたりの雪道渋滞が狙いかと思っていたのだが。夕方のニュースで、東急こどもの国線こどもの国」駅の屋根が崩れ落ちたことがわかり、さっきのヘリは現場を空から撮影していたのだと知れた。空撮写真を見ると、いつもボクらが利用するときの乗降口あたりが、グシャっとみごとに折れ崩れていた。おーっ…怖ぁ!*

 宇宙から海洋を探る“衛星海洋学”というのがあるという。
 (ボクは、幸い追われる身ではないけれど…いよいよ逃げ場がないなぁ…と感じてしまった。孤独死だけが見逃される超監視社会の到来である)
 それはさておき、TBSテレビの『夢の扉+』で「おさかな予報-宇宙から漁場を予測するシステム-」の放送があった。

 漁師の経験と勘が頼りだった漁場予測に、宇宙科学を導入して革命をもたらそうというのだ。
 もちろん、この予測システムのポイントになるのは、海洋データの集積と解析である。
 まず、海水温の分布。魚は種類によって生息する水温が違う。
 次に、潮流の動向。海流(寒流と暖流)のまじわるところには餌となるプランクトンが多い。
 そして、プランクトンの量。多いほど魚群も大きくなる。

 衛星で観測した、これらの海洋データを重ね合わせて“海中の天気図”をこしらえ、これを基に漁場を割り出そうというのだ。
 この「スマート漁業」システムの開発者、斎藤誠一さんは北海道大学大学院、水産学部海洋資源科衛星海洋学のセンセイ(教授)。

 水産学部のある函館は、言わずと知れたイカ漁で知られた漁師町。
 資源の減少が始まってからは、イカ寄せの漁火あかるくなるばかりで、燃料電気代も高くつくばかりの悪循環である。なんとかしないと漁が成り立たず、不漁になれば町や村、人々の暮らしにも影響をおよぼす。

 夢の不漁打開策、「おさかな予報によるスマート漁業」システム。
 斎藤教授のアイディアは、とうぜん注目を浴び、漁業者たちから大きな期待を寄せられた。
 しかし成功の前途には多難あり、予測がなかなかあたらずに苦労していたところへ。
 《3.11》被災地東北から窮状を救ってほしい旨のSOSが舞いこみ、その太平洋沖アカイカ漁で見事、システムは本領を発揮して見せたのだった…。
 このへん、まさに絵に描いたようなお話しながら、いいね。

 このシステムに磨きがかかれば、省エネ漁業が実現するかも知れない。若者ばなれがつづく漁業界を革新する、科学者漁師の新時代が来るかもしれない。
 システム悪用の心配がない、ではない…けれどもまずは、そんな心配をするところまで、対処法が望まれるほどのところまで、いってもらいたいボクである。 
 
*写真、(左)は函館山から見た津軽海峡イカ漁の漁火、(右)は早朝の函館漁港スルメイカの競り風景*