どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

もう一度いう…「オリンピック競技場を木造りで!」

-No.0145-
★2014年02月13日(木曜日)
★《3.11》フクシマから → 1071日
★オリンピック東京まで → 2353日




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 「来年のことを言うと鬼が笑う」くらいだから、6年先はどうなっているかワカラナイけれど。ともあれ、2020東京オリンピックの準備は、舛添要一新都知事のもとでスタートがきられる。
 そこで、あらためて…。
 このブログ、昨年12月14日記事でのアピールを再掲しておきたい。

◆「オリンピック競技場を木造りで!」
 国会の質疑では、安倍総理が「日本の伝統をなるべく盛り込んでいくようにしたい」と述べていたけれども、リップサービスの域を出ていない。
 舛添都知事の心中は測りかねるが、雲行きは雪空ふうで…だから、敢えてもう一度いっておきたい。

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 ちょっといい話し、なんてもんじゃないね、ドッカ~ンといい話しである。

 つい先ごろ、ぼくも現場を実地に歩いて感じておいた“新”国立競技場(12月6・7・8日記事)。
 「それをさ、木で造りましょうや」
 という声が上がったのだ。

 手を挙げたのは…。
 江東区(山崎孝明区長)である。区内に、2020東京オリンピックパラリンピック競技場全37のうち約半数を抱える。
 東京都木材団体連合会(江東区新木場、吉条良明会長)である。江戸時代の貯木場だった木場からつづく“木のまち”に事務所がある。

 ミレニアム2000年の建築基準法改正で、〈耐火性能が証明されれば大規模な木造建築も可能〉になった。
 その動向を加速させた木造大建築の試みも質が高かった。大館樹海ドーム秋田県、97年)があり、出雲ドーム島根県、92年)もそうだった。
 いま、2015年の完成を目指して建築中の草薙総合運動場新体育館(静岡県)では、構造材・天井材に県内産杉の集成材が使われている。

 建築現場の専門家たちからも「やろうぜ」の声が上がっている。
 木造のオリンピック競技場は「技術的にはまったく問題ない」のだ。
 コストは1割ほど高くなりそうだが、「環境・景観にやさしく、日本の技術力を示せるメリットは大きい、林業の再生にも役立つ」という。
 そのとおりである。

 あまり広くは知られていないようだけれど、わが国ではいま〈火がついても燃え尽きない木材〉が相次いで開発されている。集成材の中に鉄骨などを入れる方法も、火に縁遠い天井部分を木造にする方法もある。

 前に紹介した『里山資本主義』(藻谷浩介・NHK広島取材班共著、角川書店10月13日記事-里山が“むかしばなし”から目覚めるとき-参照)には、木造高層建築を可能にしたクロス・ラミネイティッド・ティンバー(CLT)、国内生産のことなども報告されている。

 この話、じつは……。
 木材・木造関係者には順当な発想だろうが、ぼくにとっては(そうだ、その手があったか、しまったな)悔しい気づき遅れだった。
 だってボクは木工を手がけ、いつも木に親しんでいながら、“新”国立競技場の設計図を見たときには、てんから木造など思いおよびもしなかったからである。
 これこそまさしく、鎌田實さんのいう「別解」にちがいない。

 ともあれぼくは、この「オリンピック競技場を木で造ろう」計画に大賛成を表明する。
 できることがあれば協力を惜しまない。

 ただ、計画実現には時間のハードルがあるという。
 早くしないと、木材の確保、集成材の生産が間に合わない。

 それと、もうひとつ。
 「いちど決めたことの変更や廃止を極度に嫌う」人たちとの折衝にも、ずいぶんと頭をつかう必要がありそうだ。
 (だいじょうぶだろうか…)