どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

かい掘り…おいてけ堀…もってけ堀

-No.0128-
★2014年01月27日(月曜日)
★《3.11》フクシマから → 1054日
★オリンピック東京まで → 2370日

伊豆大島の「椿まつり」(3月23日まで)が始まった。復興に向けての取り組みに支援の声を送りつつ…くれぐれも土石流対策に怠りのないよう願うばかりだ*

 (都立)井の頭公園の池で「かいぼり(搔い掘り)」が始まり、話題になっている。
 「かいぼり」というのは、汚泥除去と水質更新のために水を抜いて浚い天日に干すこと。井の頭池では初めてのこと、という。
 里山でいえば、切り株から新しく次世代の萌芽を促すために木を伐る、作業にあたる。

 「新生」とか「更新」とかは興味深くもあったし、進行の様子を見に行こうか…とも思ったが、テレビ・新聞報道の過熱ぶりと、露わになった実態に固唾を呑んで、やめにした。
 クチボソやテナガエビなど、在来種の生態系を圧迫・破壊する外来種ブラックバスブルーギルの旺盛な繁殖ぶりは、まぁ予想されたことだったのだけれど…。

 水を抜いた後の池。
 作業に入る人たちの股近くまで没するヘドロの分厚い層と、そのあちこちから掘り出される自転車やスーパーのショッピング・カートなど、呆れるばかりに多い都市粗大ごみの山。
 現金を抜き取って捨てられたと見られる財布類などなど……。

 「ひと皮(それも真皮まで)剥けば化けの皮」というか、マナー云々なんぞより遥かに深刻な、人間本性の凄まじさに、胸がわるくなる。
 そうして、この「かいぼり」にボランティア参加したという親子の、結果、脳裡にはどんなものが遺されたかが、とてもとても気になった。

 ふとボクは、かつてあった本所七不思議のひとつ「おいてけ堀」の噺に連想がとんだ。
 「おいてけ堀」では、魚籠を手に帰ろうと立ち上がる釣り人の背に堀から「おいてけ」と声がかかるわけだが…現代の井の頭池ではこれが、さしずめ「もってけ」の声になるのだろうか…と。