どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

ボスポラス海峡横断鉄道

★2013年11月28日(木曜日)
★《3.11》フクシマから →  994日
★オリンピック東京まで → 2430日

 2020オリンピック開催の招致を東京と競ったトルコの、古都イスタンブール
 “東西文明の架け橋(あるいは交差点)”と呼ばれた、アジアとヨーロッパの接点。
 懸崖の多いボスポラス海峡が市街を二つに分けて隔て、渡るには橋かフェリーしかなかった。

 長いこと近代化の障壁になってきたこの海峡に、トンネルを掘って鉄道が通じた。
 大袈裟にいえばオスマン帝国以来の悲願を成し遂げた。
 トンネル技術といえば、ニッポンのお家芸である。
 円借款による経済面とともに、最新の土木技術がこの事業を支えた。

 住宅地区の開発が進むアジア側から商業地区のヨーロッパ側へ、ボスポラス海峡を抜ける地下トンネルは全長13.6キロ、海底部分1.4キロ。距離にすれば短い。が…。
 黒海マルマラ海(地中海に至る)を結ぶ海峡の潮流は早いうえに、上層と下層で流れが異なるなど動きが複雑をきわめるという。
 (おもえば津軽海峡を掘り抜いた青函トンネルもそうだった…)
 おまけに両岸には、歴史都市ならではの記念建造物や遺跡も多い。

 大成建設とトルコ側の共同企業体が挑んだのが、“沈埋トンネル工法”。
 門外漢のボクが理解するところでは、巨大な中空状の構造物を土管のように、埋め並べて繋げていくものらしい。
 鉄筋コンクリート製構造体のサイズは、最長135メートル・高さ8.6メートル・幅15.3メートル。これを11個連結、それもかなり難度の高い工事だったという。
 現場にはきっと日本語とトルコ語、緊張の叫び声がコダマし続けたにちがいない。

 ともあれ…。
 親日国での快挙は、それを伝える記事にも温もりがあった…。