どこゆきカウントダウンー2020ー

2020年7月24日、東京オリンピック開会のファンファーレが鳴りわたるとき…には、《3.11》震災大津波からの復興を讃える高らかな大合唱が付いていてほしい。

そこ(深海底)には幽霊魚が待っていた

★2013年11月26日(火曜日)
★《3.11》フクシマから →  992日
★オリンピック東京まで → 2432日



*枯葉散る…季節感が好き。あるかないかの風にハラハラと、儚げに見せつつしなやかな冬支度、落葉樹の衣替えにはきっぱりとした芯の強さが垣間見える。そうしてカサコソ落葉の散り積もる頃にはきまって、これまたきっぱり、けじめの野分風が道をきれいに掃いて行く*

 「江戸っ子1号」という、気風のいい深海無人探査機がドボンと潜って海底の魚類撮影に成功して帰ってきた。
 “下町”町工場の技術が世界に名乗りをあげた快挙である。

 大阪の人工衛星まいど1号」が宇宙探査に一役買ったのに刺激され、「そんならいっちょこっちは深海だ」とばかりに、この単純明快さも江戸っ子らしくていい。
 こんな張り合いばかりなら、天っ晴れ気もちがスカッと爽快。

 なぜかは知らないが探査機は同型3基を投げ込み、うち2基が水深7800メートルの目標に達して、ビデオカメラが世界初の3Dハイビジョン映像をものしてきた。
 …が、コスト減のため機体に深度計をつけなかったため公式記録にはならないだろう、なぁんてとこも「ま、しょうがねぇやナ」、江戸っ子らしくていい。

 江戸っ子らしいといえば、もうひとつ、記録映像に映っていた魚というのが、アンコウのようでもありウーパールーパーのようでもあり、なにやら幽霊みたいに得体の知れない奴、名を「ヨミノアシロ」とかいい、大きさは10センチちょっとくらい、らしい。
 漢字にすると「黄泉阿代」で、こりゃまさに冥土からの客人。
 ちょいと季節はずれではあるが、“怪談”も下町名物のひとつにちげぇねぇ。

 なお、この快挙「江戸っ子1号」を載せて行った調査船は、10月23日の記事「東北-海洋生態系-調査研究船」で紹介したJAMSTEC(海洋研究開発機構)の僚船であった。
 あらためて、ともにエールを送りたい。
 
*写真は、わが家わき緑道に散り敷く枯葉の舞衣*